ロックバンド「L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)」が、70年代にヒットしたアクションマンガを瑛太さん主演で実写映画化する「ワイルド7」(羽住英一郎監督)の主題歌を担当することが8日、明らかになった。ボーカルのhyde(ハイド)さんは、「作品のラッシュを見てから(曲を)書いたので、うまく映画を引き立てるような曲ができました。みなさんに気に入ってもらえるとうれしいです」とコメントしている。
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「ワイルド7」は、69~79年に望月三起也さんが「週刊少年キング」(少年画報社)で連載したマンガが原作。悪人からスカウトされた白バイの警察官が、悪人を問答無用に裁くというアクション作で、72~73年にはテレビドラマが全25話で放送された。望月さんはその後、「新ワイルド7」「続・新ワイルド7」「飛葉」などの続編を発表、94年にはOVA化もされた。
映画は、警視正・草波勝(中井貴一さん)の発案で警視庁内に作られた、重大な犯罪歴を持つ7人のメンバーによる超法規的機関「ワイルド7」の活躍を描く。ある日、殺人ウイルスを東京上空から散布すると脅迫する事件が発生し、リーダー・飛葉(瑛太さん)ら「ワイルド7」のメンバーが、犯人グループの正体をつかむため東京中をバイクで走り回る……という物語。ワイルド7のメンバーを、瑛太さんのほか、椎名桔平さん、「関ジャニ∞」の丸山隆平さん、阿部力さん、宇梶剛士さん、平山祐介さん、松本実さんが演じるほか、本仮屋ユイカさん、要潤さんらも出演する。
小岩井宏悦エグゼクティブプロデューサーは、「とにかく『今』の音を表現できること、でもガキっぽくないこと、そして大作にふさわしくメジャーであること」を条件に挙げ、「悪い男たちにふさわしい色っぽさもあり……そうすると“ラルク アン シエル”しかいないじゃない」と主題歌の起用理由を説明。「2011年にしかありえないサウンドで、新しいんだけど大人もカッコいいと思える色っぽい楽曲」に仕上がっていることを明かした。
hydeさんは、楽曲について「僕自身がバイクに乗ってる感覚で作りました。このような機会がなければこんなカッコいい曲にならなかったと思います」と自信を見せた。瑛太さんは、「カッコいい映画が出来上がりました。映画館で見ていただけるとよりカッコよさを実感できると思います。ぜひ、超エンターテインメントを映画館で味わってください」とコメントしている。
映画は、ワーナー・ブラザース映画の配給で12月21日から全国公開予定。(毎日新聞デジタル)
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