女優の深田恭子さんが8日、東野圭吾さん原作の映画「夜明けの街で」(若松節朗監督)の初日舞台あいさつに登場。主演の岸谷五朗さん演じる渡部と不倫するミステリアスな女性・秋葉を演じる深田さんは「不自由恋愛をする秋葉に対して、なかなか感情移入できなかった。現場で監督に演出していただいたから演じきることができました」と語り、「手応えなんて、申し上げられません」と難しい役どころに戸惑いをみせていた。
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原作は、東野さんが“恋愛”をテーマに描いた累計120万部のベストセラー。幸せな家庭と会社での安定した地位に恵まれた主人公・渡部を岸谷さんが演じる。深田さんは、ある秘密を抱えたミステリアスなヒロイン・秋葉役で、渡部は秋葉と恋に落ち、自分の家庭を壊すことに戸惑いつつも、徐々にその関係におぼれていく……というストーリー。「沈まぬ太陽」などで知られる若松監督が2人の甘く残酷な恋を描き、渡部の妻を女優の木村多江さん、秋葉の父を俳優の中村雅俊さん、秋葉の叔母を女優の萬田久子さんが演じる。
舞台には、萬田さん、中村さん、若松監督も登壇。「結婚しているが、美しい女性が目の前に現れたらどうするか?」という質問に、岸谷さんは「家に帰って萬田さんがいたら、(ドアを)閉めてしまいますね。存在感が恐ろしいので」と回答。中村さんは「家に萬田さんがいたら、そのまま入っていきます」と話し、萬田さんは「お二人だったら、ウエルカムですよ」と笑顔をみせた。
若松監督は「暗い映画かと思うかもしれませんが、そんなことはありませんから」と話し「この映画を見て『もう1回、恋をしたいな』と思ってくれればいいなと思います」と映画をアピールしていた。(毎日新聞デジタル)
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