新垣結衣:自慢の黒髪を25センチばっさり SPドラマ「らんま1/2」あかね役で

実写ドラマ化される「らんま1/2」の天道あかね役のためにロングヘアをカットした新垣結衣さん
1 / 1
実写ドラマ化される「らんま1/2」の天道あかね役のためにロングヘアをカットした新垣結衣さん

 女優の新垣結衣さんが、高橋留美子さんの大ヒットマンガの実写ドラマ化「らんま1/2(にぶんのいち)」(日本テレビ系)の天道あかね役を演じるため、トレードマークのロングの黒髪を25センチもばっさり切ったことが21日、明らかになった。新垣さんはショートヘアでジャンパースカート型の制服姿の写真を公開している。

あなたにオススメ

 新垣さんは「こんなに短くしたのは、中学生以来です」といい、「役作りのために、髪を切るときはちゅうちょなく、“ざっ”と切りました。しかも、途中までは自分でカットさせてもらいました。ちょっとしたイベントみたいでした」と役作りのために自らカットしたことを明かしている。また、賀来賢人さんと夏菜さんが異色の“2人1役”で演じる早乙女乱馬や長谷川京子さんが演じる天道家の長女・かすみらの姿も公開された。

  「らんま1/2」は、「うる星やつら」「めぞん一刻」などで知られる高橋さんが87~96年にマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)で連載。父の玄馬と無差別格闘流の修業に励んでいた乱馬は、修業先の中国・呪泉郷で、水をかぶると女性に変わり、お湯をかぶると男性に戻る特異体質になってしまう。帰国した乱馬は、玄馬の親友・天道早雲の家に親子で居候することになり、ひょんなことからいいなずけになった早雲の娘・あかねら個性的な人々とのコミカルな日常が展開する。89年にはテレビアニメ化されたほか、10種類以上のゲームも発売されるなど人気を集めた。

 ドラマ版は、新垣さん演じるあかねを軸にしたオリジナルストーリーを展開。天道家の跡継ぎとして道場を守る決心をしていた三女のあかね(新垣さん)だったが、ある日突然父の早雲から、「跡継ぎは男に限る」と勝手にいいなずけを決められてしまう。しかもそのいいなずけである乱馬(賀来さん/夏菜さん)は、水をかぶると女性になってしまう特異体質だった。完全な男に戻れる「秘湯」のありかをめぐり、乱馬と謎の敵が戦いを繰り広げるが、手がかりを握っているのはあかねだった……ストーリー。新垣さん以外にも、次女のなびき役に西山茉希さん、あかねの片思いの相手でかすみに思いを寄せる小乃東風を谷原章介さん、乱馬の父で、水をかぶるとパンダになってしまう玄馬を古田新太さん、あかね、かすみの父、早雲を生瀬勝久さんが演じる。

 新垣さんは、ドラマに出演することについて「小学生のときからずっと大好きなマンガだったので、あかねを演じることになって、本当にうれしかったです」と喜びのコメントを寄せている。夏菜さんも「もともと、『らんま1/2』を全巻持っていて、らんまの女の子の役は絶対、ほかの人にやってほしくない! 自分が絶対にやりたい!と思っていましたので、すごくうれしいです。原作のイメージを壊さないように頑張ってきました」と熱い思いを語っている。

 撮影は現在進行中で、新垣さんは「あかねは道場の娘ですので、アクションがしっかりあり、練習もかなりしています。それくらい本気でやっています!」とコメント。原作では、あかねは乱馬とライバル・響良牙の戦いに巻き込まれてロングヘアが切れてしまい、その後、ショートヘアになる……という展開だったが、新垣さんは「ドラマ中は全編ショートヘアではなく、物語の途中で切れるのですが……。それは見てのお楽しみです」と話している。ドラマは、12月9日午後7時から日本テレビ系で放送予定。(毎日新聞デジタル)

マンガ 最新記事