香取慎吾：加藤清史郎くんに口裂け女で怖がらせ「すみません」

　人気グループ「SMAP」の香取慎吾さん（34）と子役の加藤清史郎くん（10）が31日、東京都港区の毛利庭園で行われた劇場版3Dアニメ「friends（フレンズ）もののけ島のナキ」（山崎貴、八木竜一監督）」の完成報告会見に登場した。子供の時お化けを信じていたか聞かれた加藤清史郎君（10）は「香取さんとある映画で共演した時、口裂け女の話を聞かされて、その日怖くて、布団を頭までかぶって寝たんですけど、全然寝られませんでした」というエピソードを披露すると、横にいた香取さんは「そんな話をして悪い大人なんですが、もっと悪いのは、この話を覚えていないという。本当にすみません！」と頭を下げ、清史郎君を苦笑いさせていた。

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　一方、香取さんは同じ質問に「今でも信じてます。夜寝るとき、テレビをつけて、オフタイマーを設定しないと睡眠とれません。全部消して寝るという大人にはなれません。僕デリケートなんです」とこわがりな一面を語り、記者たちを笑わせていた。

　映画は、童話作家・浜田広介さんの「泣いた赤おに」を原案にしたストーリーで、「ALWAYS 三丁目の夕日」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の山崎監督が、20年来の盟友である八木監督とともに手がけた日本独自の3DCGアニメ。香取さん演じる赤おにのナキやナキの唯一の親友で青おにのグンジョー（山寺宏一さん）、さまざまな「もののけ」が住む「もののけ島」に、一人の子ども・コタケが迷い込むところから物語が始まる。清史郎くん、阿部サダヲさん、YOUさんらも声優を務めている。

　映画に関して香取さんは「日本の映画がここまで来たなと。世界に誇れるCGアニメーションがここまできたなと。新しい時代の一歩を切り開けたと思います」と絶賛で、「友情だったり、人と人のつながりを忘れた人にぴったり。心温まる映画になりました」とアピール。また、記者から声優の才能について褒められた香取さんは、「うれしいです。素直にそういう言葉は受けとめられるほうなので、その言葉で今日一日頑張っていけます」と笑顔で話していた。

　会見には、山寺さん、YOUさん、山崎監督、八木監督も登場した。映画は12月17日から全国東宝系で公開予定。（毎日新聞デジタル）