1982年に発生した松山ホステス殺害逃亡事件をヒントにし、殺人犯・福田和子を女優の田畑智子さんが演じたョートムービー「KAZUKO’S CASE~カズコの真実 月刊NEOムービー田畑智子~」(入江悠監督)の上映会イベントが16日に東京都渋谷区のオーディトリウム渋谷で開催される。イベントでは同作の上映のほか、田畑さんと入江監督のトークショーも行われる。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
同作は、とある田舎町のスナックでホステスをする田畑さん演じるカズコ(源氏名は一美)が主人公。この田舎町では、枕(ウリ)で客をとる熟女が人気だったが、東京から若く美しいホステス・朝見が移ってきた。朝見はたちまち人気者となり、ベテラン・一美の客も朝見に惹かれていく……。ある日、朝見が店を持つことが夢だと知った一美は、共同経営で独立の話を持ちかける。一方、一美がウリで客をとっていることや借金まみれでお金に困っていることを知っていた朝見は、小ばかにしたような態度で一蹴し、一美に罵声(ばせい)を浴びせ続ける。激高した一美は、朝見を絞殺しその死体を山中に遺棄する……。なにかに吹っ切れたような一美は、徐々に「カズコ」へと変貌していく……というストーリーが描かれる。
入場料は1000円で、午後7時開場、午後7時20分上映開始。DVDが発売中。(毎日新聞デジタル)