PS3ゲーム履歴問題:SCEが説明の不備を謝罪 規約を改訂、対策検討へ

公開されているユーザーの「トロフィー」履歴
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公開されているユーザーの「トロフィー」履歴

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」で、ユーザーのプロフィルと遊んだゲームの履歴が分かる「トロフィーコレクション」が会員以外の誰でもネット上から簡単に閲覧できる状態になっている問題で、SCEは会員以外への情報の提供範囲について明確な説明がなかったことを謝罪する文書を公式サイトに掲載した。利用規約を改訂するとともに、ユーザーによる履歴情報の開示の可否などについて、今後のアップデートなどで対応を検討すると発表した。

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 問題となったのは、「プレイステーションHome」のPC向け公式サイト内の特定のURLに、サービス上での名前にあたる「オンラインID」を付けただけで、対応した個人のアバターとトロフィーコレクションが確認できてしまう現象。改訂前のPSNの規約では、「他の会員にゲームの履歴などが公開されることがある」と書かれているが、同サイトではURLを直接入力することで会員以外でも簡単に履歴が見られる状態になっており、非公開にすることもできない状態となっている。同様の機能はマイクロソフトのXbox360にもあるほか、任天堂のニンテンドー3DSでも「すれ違い通信」で他人の遊んだゲームを見ることが可能だが、いずれも公開範囲を友人に制限したり、機能を停止させることができるようになっている。

 改訂後の規約では、これまでPSNの会員だけとしていた公開範囲を限定せず、公開される情報については「ゲームプレイに関係した情報」としていた文言を、「オンラインID、自己紹介等のアカウントに関連する情報」「トロフィー情報およびお客様のゲームプレイに関係した情報(レベル、ランキングなど)を含む一定の情報」と具体化した。 (毎日新聞デジタル)

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