話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、無口な女子高生の学園生活を描いた佐野妙さんのマンガ「森田さんは無口」です。「まんがライフ」(竹書房)編集部の帰山裕さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
−−この作品の魅力は?
人より優し過ぎて考え過ぎて無口になってしまう女子高生、森田真由。母の教えにより相手の目をじっと見るために、あらぬ誤解を受けてしまうこともしばしば……。それでも何事にも一生懸命な真由の周りは、優しい空気でいっぱい。「無口な女の子は、好きですかー!?」
−−作品が生まれたきっかけは?
もともと「竹書房4コマまんが新人賞」に投稿された作品で、その時のタイトルは「無口な女子高生 山田奈々」というタイトルでした。そこから雑誌掲載にあわせてバージョンアップされて生まれたのが「森田さんは無口」という作品です。作品世界はもう現在の形で完成されていたのですが、作品タイトルだけがなかなか難産だった記憶があります。
−−編集者として作品を担当するうえでうれしいこと、逆に大変だったエピソードを教えてください。
新人賞→ゲスト掲載→連載→オリジナルアニメ→テレビアニメと、本当に実直に盛り上がってきた作品ですので、そのすべてに携わってこれたのは編集冥利につきます。作品も盛り上がり、2誌連載が決定して「さあ、これから!」という時に、佐野先生から「子供ができました……」と聞いた時は軽くアタフタしました(笑い)。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
テレビアニメはとりあえず12月いっぱいで終了してしまいますが、来年の1月27日にはテレビ未放送分のスペシャルエピソードを収録したDVD&描き下ろし小冊子付き、特装版コミックス第5巻も発売になります。まだまだ広がる「森田さんは無口」を、これからも応援してください。
竹書房 制作局 第三制作部 帰山裕
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