ハリウッド映画「リアル・スティール」のジャパンプレミアが29日、東京都内で行われ、日本語吹き替えを担当した女優の天海祐希さんと、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグさんが見いだしたといわれる主人公の息子・マックスを演じた天才子役のダコタ・ゴヨさん(12)が登場した。10月に米ロサンゼルスで行われたワールドプレミア以来の再会に喜んだ2人。ゴヨさんから「キレイ!」と言われた天海さんは「頑張ります。ありがとうございます」とうれしそうに語り、「スクリーンのゴヨくんは俳優として素晴らしかったが、会ってみると聡明(そうめい)でシャイで何より美少年。これからの成長が楽しみ」と絶賛していた。
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映画はスピルバーグさんとロバート・ゼメキスさんがタッグを組んで製作総指揮を担当。2020年のロボット格闘技の世界を舞台に、父と子の絆を描く感動作となっている。ロボット格闘技時代の到来によって、生きる場を失い敗残者同然のどん底の暮らしを送っていたボクサーのチャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマンさん)は、赤ん坊のときに別れて以来約10年ぶりに息子・マックス(ゴヨさん)と再会するが、父子関係は最悪の状態に。そんな2人がゴミ捨て場でスクラップ同然に捨てられていた旧式ロボット「ATOM」を発見し、彼らの人生に奇跡が巻き起こる……というストーリー。天海さんは親子を温かく見守る女性・ベイリー(エヴァンジェリン・リリーさん)を演じる。
映画に関し、ゴヨさんは「楽しんでいただける映画です。ロボットの戦いもすごいですが、ロボットのATOMが、父と息子をつなぎとめるハート役としての活躍も注目です」とアピール。天海さんは「親子の絆、女性が見ると、男性のことがわかると思います。ぜひ女性の方はジャックマンさんの素敵さやゴヨくんの聡明さ、私が声を担当したリリーさんの美しさや強さ、愛情に涙して映画館を出ていただけると思います。ぜひ大きなスクリーンでご覧ください」と呼びかけた。
プレミアには、監督のショーン・レヴィさんも登場した。映画は12月9日から全国公開予定。(毎日新聞デジタル)
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