伊藤裕子:ドラマ出演も妊娠中は「おしとやかに」 「湯けむりスナイパーお正月SP」

ドラマ「湯けむりスナイパー お正月スペシャル2012」の会見に登場した伊藤裕子さん
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ドラマ「湯けむりスナイパー お正月スペシャル2012」の会見に登場した伊藤裕子さん

 先日、結婚と妊娠を発表した女優の伊藤裕子さんが1日、遠藤憲一さん主演のドラマ「湯けむりスナイパー お正月スペシャル2012」(テレビ東京系)の制作発表会見に登場した。結婚発表後、初めて公の場に登場した伊藤さんは「個人的にいろいろありまして、今年の締めくくりに、この作品に出させていただき、いい年になりました」と話し「この(ドラマの)話をいただいたとき『できるかな?』と頭によぎりました。体調に気をつけながら、おしとやかに演じたいと思います」と控えめに意気込みを示した。伊藤さんの左手薬指には指輪が輝いていた。

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 「湯けむりスナイパー」は、「漫画サンデー」(実業之日本社)で98年に連載を開始したひじかた憂峰さん作、松森正さん作画のマンガが原作。09年にはドラマ「モテキ」などを手がけた大根仁監督によってテレビドラマ化され、10年1月にスペシャルドラマが放送された。12年1月6日に2年ぶりにスペシャルドラマとして復活する。ドラマの主人公は、元殺し屋の源(遠藤さん)。源は過去を捨て、秘境の温泉旅館「椿屋」で働くことになり、源の周囲で起こる事件や人間ドラマを描く。女将・冴子を伊藤さん、番頭・捨吉を俳優のでんでんさんが演じる。スペシャルドラマの舞台は、源が椿屋で働き始めてから1年後で、旅館に航空会社の機長の制服に身を包んだ中年男性と妻、人気占師など奇妙な客が訪れる。また、ゲストとして俳優でタレントの大竹まことさんや女優の余貴美子さんらが登場する。

 会見には、遠藤さん、でんでんさん、大根監督も登場。大根監督は、伊藤さんの結婚と妊娠を「(伊藤さんは)おてんばなお姉ちゃんという印象なので、感慨深い。いつもにも増してキレイに撮ります。とりあえず、オレと遠藤さんは撮影中、禁煙ですね」と喜び、遠藤さんは「(女将役の伊藤さんが着る)着物はしんどいだろうから、我慢せずにわがままを言ってください。裕子さん中心に撮影できれば」と気遣った。でんでんさんも「(伊藤さんの)負担にならないよう、NGを出さないようにします」と気遣ったが、伊藤さんに「今回は入浴シーンはないの?」と話しかけ、共演者を笑わせていた。

 また、大根監督は「テレビ東京から『モテキ』の映画化の話があったとき、生意気にもいくつか条件を出させてもらった。それが、『湯けむりスナイパー」』をもう一度やらせてくれというもの。自分にとって大事な作品で、ライフワークにしていきたい」、遠藤さんは「大根さんの世界についていき、新しい自分が発見できた。ずっとやり続けたいと思う作品」と作品への思いを話した。

 ドラマは12年1月6日深夜0時12分からテレビ東京系で放送。(毎日新聞デジタル)

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