トム・クルーズ:ファン・ミーティング招待の被災者らに「日本人の勇気に感動した」

映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のファン・ミーティング・セレモニーに登場した(左から)ブラッド・バード監督、トム・クルーズさん、ポーラ・パットンさん、ブライアン・バーグさん
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映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のファン・ミーティング・セレモニーに登場した(左から)ブラッド・バード監督、トム・クルーズさん、ポーラ・パットンさん、ブライアン・バーグさん

 来日した米俳優のトム・クルーズさん(49)が1日、イベント会場「六本木ヒルズアリーナ」(東京都港区)で行われた人気スパイアクション映画のシリーズ最新作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(ブラッド・バード監督)のファン・ミーティング・セレモニーに登場。クルーズさんの希望で招待された被災した福島県のファンをはじめ、集まった約1500人の観客を前にサインをするなどしてファンサービスを行ったクルーズさんは、「今日は来てくれてありがとう。今年は日本にいろいろありましたね。日本の方たちが勇気を持って立ち上がったことに感動しています」と東日本大震災について触れ、「いつもあたたかい歓迎をしてくれて驚いています。日本には何回でも来たいと思う!」と笑顔であいさつした。

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最新作「ゴースト・プロトコル」は、主人公のイーサン・ハント(クルーズさん)がドバイ、モスクワ、ブダペスト、バンクーバー、ムンバイを舞台に、史上最大のミッションに挑む。ハントと彼が率いるチームはクレムリン爆破の容疑をかけられスパイ組織「インポッシブル・ミッション・フォース(IMF)」のメンバー登録を抹消されてしまう。国や組織の後ろ盾を失ったハントらは、事件の黒幕を追う。世界一の高さと最新のセキュリティーを誇るドバイの超高層ビルという“難攻不落の天空城”に侵入を試み、さまざまなわなを突破する中、次第にミッションの真の目的が明らかになる……というストーリー。

レッドカーペットには、米女優のポーラ・パットンさん、バード監督、製作のブライアン・バーグさん、特別ゲストに映画のメーンテーマをアレンジしたギタリストの布袋寅泰さんも登場。布袋さんが行ったライブパフォーマンスに、クルーズさんは「すばらしい!ぜひまねしたい!」と大絶賛だった。

世界一の超高層ビル、ドバイのブルジュ・ハリファでスタントなしのアクション撮影に挑んだクルーズさんは、「スタントなしはとても大変でした」と振り返ったが、ビルの屋上でクルーズさんがくつろいでいる写真が披露されると、「奥さんと子供の名前を(屋上の壁に)サインしたんだ。ぶら下がって書いたんだ」と驚きの告白をしていた。

イベントでは、828メートルのブルジュ・ハリファにちなみ、828個の電飾が施された“ブルジュ・ハリファツリー”の点灯式も行われた。バード監督は「クリスマスに最適の楽しい映画です!」と呼びかけ、クルーズさんは「この映画はみなさんのために作りました。メリークリスマス、新年おめでとう!キスを送ります!」と笑顔でアピールした。映画は16日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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