薬屋のひとりごと
第35話 狩り
3月21日(金)放送分
軽音楽部に所属する女子高生たちの日常を描き、ブルーレイディスクとDVD100万枚以上を出荷する大ヒットを記録したアニメ「けいおん!」の劇場版が3日、公開された。ヒロインの唯らバンドのメンバーのロンドンでの卒業旅行が描かれる。テレビシリーズ、劇場版の双方を手がけた山田尚子監督に魅力を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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−−劇場版の見どころは?
スペシャル感を大事にしました。(主人公)の唯たちが持っている空気感を意識して、映画のように広角のカットにしたり、ひと手間踏み込んでいます。ストーリーはもちろん、演奏シーンや絵作り、1カットの中に入れる人も(テレビ版より)多くなっていて、すべての要素が少しずつスペシャルなんです。ですが、やりすぎはいけないので、その加減が難しかった。シリーズでやってきたことは守りたかったんです。
−−「守りたい」とは?
アニメで動いている唯たちが、脚本のために動かされていないか。逆にいえば「唯たちの意識で動いているか」ということで、そこは大事にしました。話のためにキャラが動くのですが、それを唯たちに背負わせすぎるといけません。だからといって「無理」「やりたくない」とすぐに否定するのではなく、唯たちの視点にしてどう生かせるか……と前向きに考えて練り込みました。
−−高校の卒業旅行を中心に、自然なメンバーの姿が描かれていますね。
(卒業旅行にしたのは)唯たちの制服姿は魅力的だったからで、彼女たちが輝いている時期を一番見てほしかったんです。唯ならば、ホテルで朝ごはんを取りに行くだけで大事件でしょうから。また声優さんたちには「(映画の)すてきなシーンも今までどおり普通にしゃべってほしい」とお願いしました。
−−ロンドンの名所も登場します。
ええ。ですが、唯たちが普通にロンドンの観光名所を回って納得するとは思えないので、意識せずに行きましょう……となりました。(ビートルズのジャケットで知られる)アビーロードも出てくるのですが、本人たちは気付かずに通り過ぎていますよね(笑い)。むしろ「道に落ちている葉の形がいい」とか「家の形が可愛いね」……と思うはずなんです。
−−小さい子供が見ることも意識したそうですね。
私が小さいころからアニメが好きだったこともあります。そして私も5歳のおいも「けいおん!」が好きなんです。5歳の子供が飽きない作品を作れたことがそもそもすごいと思うし、そういう時期に見た作品は一生忘れないと思うんです。だからそこは狙っていきました。
−−「けいおん!」との出会いの印象は?
まず、「高校生がギブソンのレスポール(唯の持つ高価なエレキギター)を使うとは、生意気」と思いました(笑い)。でも、いい楽器を持つのは「重し」になりますからね。テレビアニメは、シナリオが出来上がった時点で、「すごい」と感じたのを覚えていて、第1話を見た瞬間から唯はキラキラしていました。もう私も(軽音部の)仲間に入りたかったぐらいで、そこから大好きな気持ちは変わっていません。
−−温かい気持ちになる作品ですね。
「けいおん!」は時代の最先端でなく、昭和のような温かみがあり、ちょっと懐かしさがある作品なんです。私は、妙に盛り上がって多幸感のあった80~90年代の日本の音楽が好きなんです。絵も、「イモっぽさ」を目指しました。高校1年生だと少し前は中学生で、まゆげの手入れもしていない……そんな“原石”を掘り当てた感覚がいいんです。その方が優しそうだし、ほっこりする作品になりますよね。
−−「けいおん!」らしさとは。
キャラクターが生きている実感があること、そして彼女たちを大事にすることですね。それがあれば、舞台はどこでもいけるかな……と。たとえ唯たちが宇宙人に出会っても、唯が記憶を失ってもお話が成り立つのではないかと思います。
−−ファンへメッセージを。
お友達とお話をする(気軽な)感覚で、ぜひ劇場に足を運んでください。よろしくお願いします。
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