家政婦のミタ:ドラマ人気で主題歌もチャート再浮上

斉藤和義さんの「やさしくなりたい」のジャケット
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斉藤和義さんの「やさしくなりたい」のジャケット

 女優の松嶋菜々子さんが冷徹な家政婦を演じて高視聴率を記録している連続ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の斉藤和義さんが歌う主題歌「やさしくなりたい」(ビクターエンタテインメント)が、ドラマとの相乗効果でCD売り上げやダウンロード数を伸ばしている。オリコンデイリーチャートでは、ドラマ放送の翌日に大きく順位を上げており、着うたフルなどを配信するレコチョクのデイリーランキングでも、11月30日に平均視聴率29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した日には前日の8位から3位へと順位を上げ、“ミタ人気”の高さを裏付けた。

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 オリコン週間シングルランキングでは、11月14日付の初登場6位から一時は34位(12月5日付)まで順位を下げたものの、ドラマ人気に乗じて、今月12日付では20位、13日に発表された19日付ランキングでは13位と再浮上。オリコンデイリーチャートでも、33位だった11月30日に第8話が放送され、平均視聴率29.6%、瞬間最高視聴率31.5%を記録した翌日の12月1日には13位に急浮上、22位だった7日の放送翌日(8日)にも11位と大きく順位を上げている。

 着うたフルやアンドロイドの音楽配信を合わせた「レコチョクデイリーランキング」でも、今年一番の視聴率29.6%を記録した第8話が放送された11月30日には、前日の8位から3位に浮上。その後、2日にはこれまでの最高位の2位を記録するなど、5位以内を維持。「レコチョクウィークリーランキング」では、10月26日付では14位だったが、じわじわと順位を上げ、7日付(集計期間11月30日~12月6日)では3位に食い込むなど、ドラマ人気が大きく影響していることがうかがえる。

 ドラマは、冷徹な女性教師を描いて話題を集めた「女王の教室」や、松嶋さんが主演した「魔女の条件」などを手がけた遊川和彦さんが脚本を担当。松嶋さん演じるスーパー家政婦の三田灯(みた・あかり)が、母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。平均視聴率は、初回から19.5%と好調で、第5話では22.5%と初めて20%超えを達成。その後も第6回が23.4%、第7回が23.5%、第8回は30%目前の29.6%、7日放送の第9回は27.6%と今期の連続ドラマの中で唯一20%台を独走している。

 主題歌の「やさしくなりたい」は、斉藤さんが「(ドラマは)いろいろなものを失った人たちの再生がテーマと聞いたので、それを意識して作った。シリアスな部分も多いドラマなので、その中で僕の歌が少しでも救いの要素になれば」とドラマのために書き下ろした新曲。ドラマのラストに流れる印象的なギターと歌声、「愛なき時代に生まれたわけじゃない」「強くなりたい、やさしくなりたい」といったストレートに心に響く歌詞がドラマにフィットしていると評判を呼んでいる。ドラマは三田の過去が明かされ、物語はいよいよ佳境に。ドラマとともに、主題歌「やさしくなりたい」にも注目だ。(毎日新聞デジタル)

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