家政婦のミタ:“次女”が見たミタさんの素顔 衝撃の結末は……

ドラマ「家政婦のミタ」で阿須田家の次女・希衣を演じた本田望結(ほんだ・みゆ)ちゃん
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ドラマ「家政婦のミタ」で阿須田家の次女・希衣を演じた本田望結(ほんだ・みゆ)ちゃん

 松嶋菜々子さんが冷徹な家政婦を演じ、高視聴率を記録している連続ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)が21日、ついに最終回を迎える。主人公・三田灯の派遣先で、父親と4人の子供が暮らす阿須田家の次女・希衣を演じる本田望結(ほんだ・みゆ)ちゃん(7)を撮影が佳境に入ったスタジオで直撃し、三田を演じる松嶋さんの素顔や撮影の雰囲気、見どころなどについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマの中で希衣が家族の石を入れて持ち歩いている缶を手に取材場所に現れた望結ちゃん。中から「家政婦のコミタ」が描かれたイラストシールを取り出し、名刺代わりに差し出しながら「よろしくお願いします」とあいさつし、インタビューの席に着いた。

 最終回を撮影中で「最初の方ではあまり(共演者と)話したことがなかったんですけど、最近はミタさんもしゃべってくれたり、お兄ちゃんたち(長男・翔役の中川大志さんと次男・海斗役の綾部守人さん)も遊んでくれたりするので、すごく楽しいです」とうれしそうに話す。お兄ちゃんたちは「私がノートを持っていったら、それにお絵描きしてくれたり。お姉ちゃん(長女・結役の忽那汐里さん)の顔とか描いてくれます」といい、お姉ちゃんには「折り紙で鶴とかを教えてもらいました」という。

 松嶋さんについては「本当のミタさんはすごく優しくて、(望結ちゃんが習っているフィギュア)スケートは楽しい?とか聞いてくれたりします。しゃべっているとき本当のお母さんみたい」と素顔は優しいというが、カメラが回ると「冷たいというか、ミタさんが“入っている”という感じでガラッと変わっちゃいます」とその変わりように驚いたという。

 役柄の希衣は4人兄弟の末っ子だが、望結ちゃんは5人兄弟(姉2人と兄、妹)の4番目。阿須田家では存分に末っ子の立場を楽しんでいる。「みんなに遊んでもらえるし、すごく末っ子は楽しいなと思います」と笑顔で話した。「末っ子が可愛いと評判ですが」と振ると、「うれしいとしか、いえないです」としきりに照れていた。

 現在小学1年生。学校に行くと友だちが「希衣ちゃん、希衣ちゃんって呼んでくれたりして、みんな(ドラマを)見てくれてるんだなと思ってすごくうれしいです」とクラスでも評判のよう。そんな望結ちゃんの将来の夢は「(スケートを)すべって踊れる女優さん」だといい、あこがれの女優について「松嶋さんもそうなんですけど、あと吉高由里子さん。前に『GANTZ』という映画に出たことがあって、そこからすごく仲よくなって、それであこがれています」と目を輝かせた。

 芦田愛菜ちゃんや鈴木福君ら同年代の子役が活躍しているのをどう思うかと難しい質問を投げ掛けると、「私は(今回の)希衣ちゃんとか、今しかできない役をやってみたいなと思います」とあくまでマイペース。泣く演技が評判だが「希衣ちゃんはお母さんが亡くなってしまっているので、本当にお母さんが亡くなってしまうと思ったらすごく悲しくなって、泣けてきて、涙がすごく出ちゃいます」と役柄に入り込んでいる様子だった。第4話の希衣が飛び降りるシーンも「怖いのは(やる前から)分かるんですけど、スタッフさんとかも大丈夫?っていってくれたので、みんなが応援してくれているので頑張らなくちゃって思って。そのときはみんなが応援してくれて、すごくうれしかった」と現場の雰囲気を大事にし、子役とは思えない気配りを見せる。

 大平太プロデューサーが「役を気持ちで理解してシーンに臨んでいる。子役だと思って接していない。心で芝居ができる本物の女優だ」と太鼓判を押す“小さな大女優”に、ドラマの結末について直撃すると「それは秘密です(笑い)」といたずらっ子っぽい笑みを浮かべた。「ミタさんって最後笑うのかな?」ともう一度探りを入れたが、「内緒(笑い)」と最後まで口を割らなかった。

 <プロフィル>

 2004年6月1日、京都府生まれ。身長117センチ、体重19キロ。10年にピザハットのCMで芸能界デビュー。これまでにスペシャルドラマ「さよならぼくたちのようちえん」(日本テレビ系)、連続ドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)、「美男ですね」(TBS系)などに出演。クリスマスプレゼントは「双眼鏡か大きなパンダさんのぬいぐるみがほしい」とサンタクロースにおねだりしていた。

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