大塚シノブ:きょう放送 シンガポールとの初合作ドラマ「ムーンケーキ」のヒロインで凱旋

シンガポールと日本の共同制作ドラマ「ムーンケーキ」に主演する大塚シノブさん
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シンガポールと日本の共同制作ドラマ「ムーンケーキ」に主演する大塚シノブさん

 国際派女優の大塚シノブさんがヒロインを務める日本とシンガポールとの初めての合作ドラマ「ムーンケーキ」(TBS系)が24日午後4時から放送される。東日本大震災を背景に語られるドラマは家族や人と人との絆を問いかけるヒューマンラブストーリー。大塚さんは東北出身のヒロインを演じる。

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 大塚さんは神奈川県出身。学生時代から日本のテレビドラマやCMで活躍した後、中国に単身留学。独学で中国語をマスターし、中国の女優チャン・ツィイーさんらを輩出した俳優学校「中央戯劇学院」に特待留学生として入学。中国の映画やドラマに出演するほか、雑誌の表紙を飾るなど活躍している。07年には本木雅弘さん主演の日中合作映画「夜の上海」に出演した。日本語、中国語、英語を話すトライリンガル。

 ドラマは、結婚が破談になり、家族との縁を絶ってシンガポールに来た東北出身の日本人女性・川久保美月がシンガポール民間防衛隊(SCDF)隊員のジュンロンと出会い、美月が作った月餅をきっかけに家族への思いを語り、ジュンロンの元婚約者、リー・ジャーメイに邪魔されながらも愛をはぐくんでいく。しかしジュンロンは人命救助のプロとして災害地を飛び回る人生を選び、クリスマスに会う約束をしながらも気持ちはすれ違っていく。そんな中、3月11日東日本大震災が起こり、ジュンロンはハイパーレスキュー隊として日本へ派遣される……という物語。

 タイトルの「ムーンケーキ」とは月餅のことで、シンガポールでは中秋の名月を見ながら家族で分け合って食べる習慣がある。フィクションだが、大震災でシンガポールはもちろん、世界各国から受けたさまざまな救援活動に対する感謝の思いを表すこともこのドラマのテーマの一つだという。市毛良枝さん、笛木優子さんも出演する。放送は24日午後4時~同56分。(毎日新聞デジタル)

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