東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれたマンガの祭典「コミックマーケット(コミケ)81」では、会場の2カ所に設けられた「コスプレ広場」で、人気マンガやゲームのキャラクターにふんしたコスプレーヤーが思い思いの衣装を披露している。今回も寒空の中、12年に実写映画が公開される人気マンガ「るろうに剣心」や、“萌(も)える”と話題を呼んだプロ野球・オリックスのマスコットキャラクター「バファローベル」など旬のキャラクターが一堂に会した。
ウナギノボリ
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今回は、会場となった東京ビッグサイトが改修工事を行っているため、女子更衣室の場所が、会議棟1階のレセプションホールから同棟6階に変更。例年よりも着替えを待つ女性コスプレーヤーの列が長くなっていた。
人気を集めたのは「魔法少女まどか☆マギカ」や「タイガー&バニー」、といった今年放送された話題のアニメや「モンスターハンター」「ペルソナ4」など人気ゲームのキャラクターで、「戦国BASARA」「ONE PIECE」といった定番も根強い人気を博した。
変わり種では、「ドラゴンボール」に登場する七つのドラゴンボールを3人で表現したコスプレも見られたほか、10月から放送されたドラマ「妖怪人間ベム」のコスプレが早くも登場していた。
前回から“長もの”と呼ばれる武器やステッキなどを模した小道具の持ち込みが解禁されたこともあって、趣向を凝らしたアイテムも新たな見どころになった。「るろうに剣心」の剣心のトレードマークでもある「逆刃刀」をはじめ、「戦国BASARA」の前田慶次の巨大な「超刀」、「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむらの弓と盾などを再現した力作が来場者の目を引いていた。
コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは「例年よりコスプレーヤーが少なかった印象だが、女子更衣室の列が長かったので、途中であきらめたコスプレーヤーも多かったということでは。改修工事のための一時的な変更ということなので、次回以降に再変更されることを期待している」と話している。
「コスプレ広場」は、1階レストラン街外の庭園のほか、第2会場として、初日と2日目に西館1階の屋外展示場、3日目は西館4階の屋外展示場を開放。コスプレをするには1日当たり800円の登録料が必要で、分解して持ち運べることを条件に、高さは2メートル以内、幅1メートル以内の小道具や、プラスチック製の模造刀や弾やガスを抜いたモデルガンの持ち込みが可能。一方、自転車、ローラースケートなどの乗り物、浮き上がる風船などコミケ全体で持ち込みが禁じられているものに加え、ガラスや陶器など、落とすと周囲に破片が飛び散るものの持ち込みが禁じられている。(毎日新聞デジタル)
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