本仮屋ユイカ:「最近は水にこだわり」 「パレード」で初舞台に挑戦

こだわりについて語る本仮屋ユイカさん
1 / 1
こだわりについて語る本仮屋ユイカさん

 女優の本仮屋ユイカさんが初めて出演する舞台「パレード」が16日に初日を迎える。東京都内のマンションでルームシェアをする男女の若者たちを描き、“衝撃作”と評された吉田修一さんの小説を、同作の映画化も手がけた行定勲監督が演出。本仮屋さんは若手人気俳優と熱愛中と自称する無職の女性・琴美を演じる。「最近は水にこだわっています」と笑顔を見せる本仮屋さんに、そのこだわりについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 本仮屋さんがこだわる「水」とはシャワーの水と飲料水。シャワーの水は「シャワーヘッドをいただいて使ったら、“はまって”しまった」という。「顔を洗ったときに肌が温泉に行ったあとのような感覚が、1回で感じられた」ことから気に入り、それからは浴槽に水をためるときもシャワーを使い、顔を洗う際には「シャワーでお水をためたものを洗面台に持って行って洗うようになりました」という。

 水に関心を持つようになったのは、11年12月に公開された映画「ワイルド7」の撮影で大分県に滞在したころから。「(大分県は)すごくお水がよくて温泉も多い。地元の人を見てると本当に肌がきれいで、あまりスキンケアをしないような男性(の肌)がつるん!みたいな。毛穴がキュッてしまっているような感じだった」といい、その要因は「お水だなー」と思ったという。使い続けて「(肌全体の)調子がいいんです。これは自分の中ですごくヒット」と笑顔を見せる。

 飲料水では「炭酸水」がお気に入りだ。以前は「なんであんなおいしくないお水にみんなお金出すんだろうって(思っていた)。苦いし、食事(の味)もよく分かんなくなっちゃって」と笑ったが、最近は「炭酸水がなきゃダメなぐらい。お店に入ると『炭酸水』って(注文で)いうぐらいになりました」と話す。

 炭酸水は意外な効果もあるようで「満腹感が得られるので一気に“バカ食い”することもなくなった」という。また24歳らしい“あこがれ”もあるようで「飲んでるとおしゃれかな。きれいな人は飲んでいる気がする」と照れ笑いを見せ、「飲んだら自分もきれいになれるかなって思って飲むようになりました」と明かしていた。

 次回は初挑戦となる舞台への意気込みなど仕事について聞く。

<プロフィル>

 もとかりや・ゆいか。87年9月8日生まれ。東京都出身。01年ドラマ「3年B組金八先生」第6シリーズ(TBS系)に出演。04年の映画「スウィングガールズ」(矢口史靖監督)で注目を集め、05年のNHK連続テレビ小説「ファイト」でヒロインを演じた。11年は出演した映画「ワイルド7」(羽住英一郎監督)が公開されたほか、写真集「air」を発売。また3月からNHKクラシックガイドでナビゲーターを務め、10月から初のラジオレギュラー番組「本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ」(ニッポン放送)をスタートさせた。12年春に映画「僕等がいた」(三木孝浩監督)の公開が控えている。

◇舞台「パレード」

 原作は、02年に山本周五郎賞を受賞した小説。映画は10年2月に公開され、第60回ベルリン国際映画祭でパノラマ部門国際批評家連盟賞を受賞。ほかに第4回アジア・フィルム・アワードでベストフィルムにノミネート、第14回釜山国際映画祭招待作品になるなど注目された。舞台は、脚本を舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」などを手がけた蓬莱竜太さんが担当。ルームシェアをする4人の男女、良介、琴美、未来、直輝の元に、新たにサトルがやってきた。そのころ、近所では連続暴行事件が起こりはじめ、4人が抱えていた問題が徐々に露呈し始める……という物語。山本裕典さん、原田夏希さん、竹内寿さん、福士誠治さんが出演する。天王洲銀河劇場(東京都品川区)で16~29日、シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で2月4、5日に上演。WOWOWライブで2月18日午後9時から放送される。

芸能 最新記事