冬の連ドラ:初回視聴率15%超えは3作品 ジャニーズ勢が健闘

「ストロベリーナイト」で主演している竹内結子さん
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「ストロベリーナイト」で主演している竹内結子さん

 民放の12年1月期の連続ドラマがスタートした。初回平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は21日時点で、竹内結子さん主演の刑事ドラマ「ストロベリーナイト」(フジテレビ系)が16.8%で首位を飾った。2位は人気グループ「嵐」の松本潤さん主演の“月9”ドラマ「ラッキーセブン」(同)で16.3%、3位は山下智久さん主演の「最高の人生の終り方~エンディングプランナー~」(TBS系)で15.3%だった。及第点といわれる15%以上を初回で獲得したのは以上の3作品だった。

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 以下4位は14.2%を獲得した向井理さん主演の「ハングリー!」(関西テレビ・フジテレビ系)で、5位は13.9%を獲得した女優の鈴木京香さんとアイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の山田涼介さんのダブル主演ドラマ「理想の息子」(日本テレビ系)だった。

 1位となった「ストロベリーナイト」は、シリーズ累計160万部を突破した誉田哲也さんのミステリー小説が原作。10年11月にスペシャルドラマとして放送され、今期の放送直前に当たる6日にはスペシャルドラマに新撮影分を加えた特別版が放送されている。高視聴率を獲得することが多い刑事もので、数字が落ちることの多い第2話の平均視聴率も微増していることから、固定ファンを獲得しつつあると見られる。

 また、上位5作品のうち、「ラッキーセブン」「最高の人生の終り方」「理想の息子」の3作品がジャニーズ事務所所属タレントの主演作。「ハングリー!」には主人公のライバルというメーンキャラクターで「SMAP」の稲垣吾郎さんが出演し、「ストロベリーナイト」には同事務所所属のアイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」の丸山隆平さんが出演している。「ストロベリーナイト」以外は原作なしのオリジナルドラマ。

 「ストロベリーナイト」は、竹内さんが演じるノンキャリアで異例のスピード出世を遂げた警視庁捜査1課の主任警部補・姫川玲子が、事件や謎の解明に挑む本格サスペンス。連続ドラマでは、刑事たちの生き様や、玲子の仕事への真摯(しんし)な思い、プライドを描く奥の深い作品を目指している。毎週火曜午後9時放送。

 「ラッキーセブン」は、フジがラブストーリーを中心に放送してきた“月9”枠の路線を一新し、エンターテインメント色を強めた作品。小さな探偵社に勤める7人のメンバーがチームワークで難事件を解決していく。松本さんは新米探偵の時多駿太郎を演じ、探偵社の社長役で松嶋菜々子さん、同僚の探偵役で瑛太さん、大泉洋さん、仲里依紗さんが出演している。毎週月曜午後9時放送。

 「最高の人生の終り方」は、“訳あり”の遺体ばかりを扱う葬儀社を継いだ井原真人が主人公。真人が遺体と一緒に運び込まれる“現実”に立ち向かう姿を通じて、命と向き合うヒューマンラブコメディー。山下さんのほか、榮倉奈々さん、反町隆史さん、アイドルグループ「AKB48」の前田敦子さん、「Hey!Say!JUMP」の知念侑李さんらが出演している。毎週木曜午後9時放送。

 「ハングリー!」は、向井さんの深夜枠以外では初の連ドラ主演作。プロミュージシャンの夢から一転、実家のフレンチレストランを継ぐことを決意した“Sキャラ”の主人公が、新たな夢に向かってまい進する姿をコメディータッチで描く。毎週火曜午後10時放送。「理想の息子」は、野島伸司さんの脚本で“ネオマザコン”の息子と、息子を“操縦”する母親とのバトルを描いたコメディードラマ。毎週土曜午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

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