中居正広:TBSで8年ぶりに連ドラ主演 特殊能力を持つ難役に「役者冥利に尽きる」

 人気グループ「SMAP」の中居正広さんが、TBS系毎週日曜午後9時の「日曜劇場」枠で4月から始まる連続ドラマ「ATARU」に主演することが30日、明らかになった。中居さんが同局で連続ドラマに主演するのは、04年のドラマ「砂の器」以来8年ぶり。中居さんは今作について「台本は間違いなく面白いです。自分が面白いと思える台本に出合えるのは、役者冥利に尽きますね」と喜び、「非常に難しい役なので、撮影は本当に大変だとは思いますが、しっかり演じていきたいと思います」と気合十分なコメントをしている。

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 ドラマは、自閉症や知的障害を持った人のうち、記憶力・演奏力・絵画・計算など特定の分野に限って、常人では及びもつかない驚くべき才能を発揮する「サヴァン症候群」の主人公・アタルが、特殊な能力で迷宮入りしかけた難事件を解決する新感覚のミステリー。アタルは事件解決につながる「単語」を次から次へと発することで、警察も気づかなかった微細な証拠を導き出し、事件を毎回解決していくという。アタルの発する「単語」の意味するものは何かを推理する元刑事の蛯名舞子役を栗山千明さん、舞子の元上司で、事件解決に協力する警視庁の刑事・沢俊一役を北村一輝さんが演じている。

 映画「レインマン」で、米俳優のダスティン・ホフマンさんも演じたサヴァン症候群の男性・アタルを演じる中居さんは「TBSは8年間もどうしてたんだという思いでずっと待っていました(笑い)。久しぶりのTBSのドラマなので、早くカンが戻るといいです」とジョークを言いながらも、「何より今は、次の台本を読むのが楽しみで仕方ありません」とドラマの内容に引き込まれている様子。「レインマン」のホフマンさんの演技を「もう一度注目して見てみようと思う」と語り、役作りについては監督に任せているといい、「一日も早く監督が思い描いているものを理解して演じたい。僕の場合、役者の仕事はバラエティーや音楽活動と違って、とにかく求められているものに応える、それに尽きるので、このドラマで中居正広の新たな一面も引き出せていければなと思っている」と話している。

 ドラマの脚本は「相棒」や「科捜研の女」のほか、映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」を手がけた櫻井武晴さん、演出は「TRICK」や「20世紀少年~もう一つの第1章~」などを手がけた木村ひさしさんが担当。ドラマは4月から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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