MD松尾のヒット解析:「アーマード・コア5」想定以上の売れ行き 「バイオ」「テイルズ」も好調

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 トップ3を新作が占め、久々に大いに盛り上がった週となりました。首位は「アーマード・コア5」(PS3・Xbox360、フロム・ソフトウェア)のPS3版。正直想定以上の盛り上がりで、予約は絶好調でしたが、それだけにとどまらない高い売り上げを記録。品薄な状況で、8位のXbox360版はほとんど在庫がありません。2位は「バイオハザード リベレーションズ」(3DS、カプコン)。こちらも発売日以降にぐっと伸びる好調な結果。3DS本体の売り上げにも貢献しています。「テイルズ オブ イノセンス R」(PSVita、バンダイナムコゲームス)もよく売れました。こちらも本体の売り上げをけん引しています。

 ◇今週の動き

 引き続き「バイオハザード リベレーションズ」、「アーマード・コア5」のPS3版が上位を占めそう。新作では、「ソウルキャリバー5」(PS3・Xbox360、バンダイナムコゲームス)、「ドラゴンエイジ2」(同、スパイク)あたりが追う展開か。「ラグナロクオデッセイ」(PSVita、ガンホー・オンライン・エンターテイメント)にも注目しています。

 ◇ランキングは次の通り。(23~29日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 アーマード・コア5(PS3)

2位 バイオハザード リベレーションズ(3DS)

3位 テイルズ オブ イノセンス R(PSVita)

4位 モンスターハンター3G(3DS)

5位 マリオカート7(3DS)

6位 スーパーマリオ3Dランド(3DS)

7位 リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産(3DS)

8位 アーマード・コア5(Xbox360)

9位 無双OROCHI2(PS3)

10位 機動戦士ガンダム 木馬の軌跡(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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