桐谷美玲：“ドS”と監督に苦言「何度もくじけそうに」　映画「荒川アンダー ザ ブリッジ」

　女優の桐谷美玲さんが4日、新宿ピカデリー（東京都新宿区）で行われた映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」（飯塚健監督）の初日舞台あいさつに飯塚監督や俳優の林遣都さんら出演者と登場した。桐谷さんは、撮影時の苦労を「ワイヤでつるされたり、ケンカしたり大変だった。特にヤバかったのが、すごい距離を走るシーン。監督が“ドS”なので何度もやらされた。私は体力がない方なので、何度もくじけそうになりました」と笑顔でコメント。“ドS”と呼ばれた飯塚監督は苦笑していた。

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　「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、「聖☆おにいさん」で知られる中村光さんが「ヤングガンガン」で04年から連載する人気マンガ。自称「金星人」の美少女「ニノ」（桐谷さん）に助けられ、荒川の橋の下に住み着くことになった大企業の御曹司・市ノ宮行（林さん）が、個性豊かな住人たちと日々を過ごす……というコメディー。カッパの着ぐるみ姿の「村長」役を小栗旬さん、星形のマスクをかぶった元人気ロッカーの「星」を山田孝之さん、筋骨隆々の兵士上がりの「シスター」を城田優さん、ドジな農場主のP子を元「モーニング娘。」の安倍なつみさん、サディスト美女の牧場主・マリアを女優の片瀬那奈さん、市ノ宮財閥社長の市ノ宮積を俳優の上川隆也さんが演じる。11年7月には映画版と同キャストでテレビドラマ化されている。

　舞台あいさつには、桐谷さんや林さん、飯塚監督のほか、山田さんや城田さん、安倍さん、上川さんら総勢14人が登壇。登壇者は、“私の宝物”をフリップに書くことになり、桐谷さんは「らんさん（実家で飼っている犬）」、林さんは「家族」、上川さんは「健康」など、それぞれ宝物を発表した。山田さんのフリップには何も書かれておらず、山田さんは「見えないですかね？」ととぼけた様子。客席から「ロック魂（に見える）」という声が上がると、山田さんは「見えたあなたはうそつきだ。でも、あんたロックだよ」と語りかけ、登壇者や観客を笑わせた。

　また、林さんは映画の撮影を「（撮影中の）1年は忘れられない年になった。スタッフの方々に感謝しています。気を緩めると泣いてしまいそう」と振り返りながら、目を潤ませていた。（毎日新聞デジタル）