講談社は10日、「週刊少年マガジン」で連載中の人気マンガ「エリアの騎士」「BLOODY　MONDAY」（ブラッディ・マンデイ）のiPhone、iPad向け電子コミックアプリの配信をスタートした。アプリは無料で、コミックを1巻ごとに購入して配信を受ける方式で、コミック冒頭部分を無料で試し読みができる。

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　電子コミックファイルは原稿データを基にした高品質なものが用意され、作品のカラーイラストによる壁紙や登場人物を紹介する「キャラ紹介」コーナーなど、アプリならではのコンテンツも楽しむことができる。

　「エリアの騎士」は1から26巻まで各350円で配信し、27巻以降も順次追加予定。「ブラッディ・マンデイ」は全11巻と「Season2 絶望の匣」全8巻が各350円で、「ファルコンのコンピュータ・ハッキング」は500円。現在連載中の「ラストシーズン」も順次追加予定。講談社は「今回配信開始した2作品を皮切りに、今後も積極的にiPhone、iPad向け公式電子コミックアプリを提供し、電子書籍市場のさらなる拡大を狙っていく」としている。

　「エリアの騎士」は、伊賀大晃（いがの・ひろあき）さん原作、月山可也（つきやま・かや）さん画のサッカーマンガ。天才的MFだった兄の心臓を移植されて生き残った主人公の逢沢駆（かける）が、世界を目指した兄の遺志を引き継ぎ、最強のストライカー“エリアの騎士”への道を歩む姿を描く。

　「ブラッディ・マンデイ」は、龍門諒さん原作、恵広史さんのマンガ。「ファルコン」の名前で知られるすご腕ハッカーの高校生・高木藤丸が、ウイルステロ計画「ブラッディマンデイ」の謎をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていくという物語。（毎日新聞デジタル）