スタジオジブリの劇場版アニメ「コクリコ坂から」のDVD、ブルーレイディスク（BD）発売決定記念トークショーが7日、東京都内で行われ、同作で声優を務めた女優の長澤まさみさんが登場した。少女の成長と恋を描いた作品ということで、恋愛について演じた主人公と自身を比較した長澤さんは「私は自分の気持ちを言えないタイプ。（作品のように）勇気出して告白するのはカッコいいな」と照れながら告白。さらに、初恋話について聞かれ、「中学生のときでした。サッカー部でしたね。実らずに……」と語っていた。

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　トークショーには、宮崎吾朗監督も登場。先日、第35回日本アカデミー賞の最優秀アニメ作品賞に同作が選ばれ、宮崎監督は「うれしかった」と喜びのコメント。製作期間はプレッシャーだったという話を披露し、「映画ってこうやって作るのかと、分かった感じです」と話し、もうやめられないですね？と振られると「やらなくていいなら、やらなくてもいいかな」と話して、会場の笑いを誘っていた。

　「コクリコ坂から」は、80年に「なかよし」（講談社）で連載された佐山哲郎さん原作、高橋千鶴さん画の少女マンガが原作。翌年に東京オリンピックの開催を控えた63年の横浜を舞台に、父を海で亡くし、仕事を持つ母を助け、下宿屋を切り盛りする16歳の少女・松崎海（長澤さん）の成長と、同じ高校に通う1年先輩の新聞部の部長・風間俊（岡田准一さん）との恋物語が描かれている。「コクリコ坂から」のDVD、BDはともに6月20日発売予定。（毎日新聞デジタル）