AKB48仲谷明香:“非選抜”メンバーが異例の自叙伝出版

仲谷明香さん(左)と出版する「非選抜アイドル」の表紙
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仲谷明香さん(左)と出版する「非選抜アイドル」の表紙

 人気アイドルグループ「AKB48」の仲谷明香さん(20)が自叙伝「非選抜アイドル」を4月に小学館から出版することが9日、明らかになった。06年に3期メンバーとしてAKB入りしながら、過去3回の「選抜総選挙」でいずれも“非選抜”に終わり、その立場を「おもしろい」と思えるようになるまでの過程が描かれた逆境とその克服の姿がつづられているという。

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 仲谷さんは、06年12月に応募総数約1万3000人の中から第3期AKB48メンバーオーディションに合格。翌07年4月にチームBとして公演デビューを果たした。09年8月に発表された新体制でチームAに異動した。

 これまで3回行われた「AKB48選抜総選挙」では、いずれも選抜落ちしているが、声優としてアニメ「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(もしドラ)」やゲーム「超次元ゲイムネプテューヌmk2」などでキャラクターの声を担当。仲谷さんが朗読した「もしドラ」のオーディオブックが「オーディオブック・オブ・ザ・イヤー」を受賞したほか、4月から放送されるAKB48のアニメ「AKB0048」では声優として念願の選抜入りを果たした。

 同書は、テレビやステージからはうかがい知れないアイドルとしての過酷な日々と逆境をばねにして立ち上がる姿を描いており、「すべての“非選抜”に生きる人たちに元気を送る応援メッセージ」をテーマにしている。発売は4月2日を予定しており、価格は756円。(毎日新聞デジタル)

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