葬送のフリーレン 第2期
第34話 討伐要請
2月27日(金)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、人気ライトノベルから生まれて大ヒットし、ついに完結を迎える「灼眼のシャナ」です。監督の渡部高志さんに作品の魅力を語ってもらいました。
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−−いよいよ完結が間近です。ここまで人気になった理由は何でしょうか?
もちろん原作のキャラクターに魅力があり、また物語としても優れていたことに尽きるでしょう。アニメとしても足掛け7年、中休みはありましたがOVAシリーズを含めシャナと悠二の心の軌跡を丁寧に描けたからではないでしょうか。深夜帯アニメとしては王道でオーソドックスな作りですが、王道は強いとあらためて知ることになりました。
−−今回のファイナルシーズンを手掛けるうえで心がけたテーマとは?
最終巻に至る原作の持つ膨大な情報量をいかにして規定の枠内に収めるか。ほとんどの労力をこの一点に集約することとなりました。合言葉は「(良い意味で)見ていて気持ちが躍る出来のいいダイジェスト版を作る」です。また各所でそう宣言しておりました。これは自分に対する踏ん切りの言葉でもありました。
−−最終作を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
誰よりも早く最終巻の未製本の印刷物、ゲラというのでしょうか? それを貸していただき、もちろん門外不出のシロモノですが、それを読めたことです。即刻先を知りたいと気が焦り、あろうことか巻末……、逆から読み始めてしまい大変顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまいました(笑い)。実はファイナルの脚本会議も半ばを過ぎるあたりまで、結末はスタッフの誰も知らなかったのです。また、頻繁にオープニング・エンディングがオミットされたことでも明らかでしょうが尺内に入りきらず、最大で7分オーバーしたことも。これは欠シーン、セリフカットが出ることを極力避けた結果ではありますが、さてそこから編集でどう詰めようかと頭を抱えました。しかしそこは監督よりも権限のあるエディターの腕のさえ。魔法のハサミで何とかなりました。その点では実に映画的な編集となりました。ただ編集に要する時間は平均8時間。場合によっては再編集と想像を超えた大変さでした。
−−ファンへ一言お願いします。
壮大なシャナと悠二の叙事詩。その二人に関わる大勢の人々の人間像。その長大な軌跡を知らなければ、シャナの心の叫び「悠二のばかあぁぁぁぁ」の意味するところはわからないかもしれません。原作と共にアニメ版も座右に置いて、幾度となく見返し、読み返し味わっていただければと切に願うものです。また7年間ついてきていただけたファンの方々には厚く御礼申し上げます。共に完走を喜び合いたいと思います。
監督 渡部高志
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