平清盛:ツイッターでのつぶやき3週間で5万件 好意的発言は1万2000件

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 2月9~29日の期間に簡易ブログ「ツイッター」に「平清盛」という単語を含む投稿が4万9100件と5万件近くに上ることが、ツイッターやブログの書き込み内容を分析するサービス「クチコミ@係長」(ホットリンク)の調査で分かった。

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 同調査によると「平清盛」を含む投稿は、日曜に突出して増えていることから、毎週日曜午後8時に放送中のNHK大河ドラマ「平清盛」をきっかけに書き込まれることが多いと見られる。「平清盛」を含む投稿のうち、「面白い」「楽しい」「さすが」などポジティブな内容を含んだ書き込みが1万2300件、「暗い」「荒い」「がっかり」などネガティブな内容を含んだ書き込みは4500件だった。「平清盛」という単語を含む投稿者とその発言者のユニークフォロワー数は1283万人に上った。

 また同期間に「アメーバブログ」など国内の20の主要ブログサイトでも同様の調査を行った。ブログも「平清盛」を含む投稿が日曜に突出して増えており、「平清盛」を含む投稿には「大河ドラマ」「松山ケンイチ」「加藤」「西海の海賊王」「内大臣」「兎丸」などの単語が多く含まれていたほか、「視聴率」「兵庫県知事」などの単語も多く見られた。

 NHK大河ドラマ「平清盛」を巡っては、1月8日に初回が放送された後、兵庫県の井戸敏三知事が同10日の記者会見で「まず画面が汚い。(視聴者が)チャンネルを回す気にならないのでは」などと述べ、同18日に番組のチーフプロデューサーらNHK側が演出方法を変更しない方針を表明。しかし、井戸知事は同23日の記者会見で「瀬戸内海に船が浮かんでいる場面で、真っ青な海の色が出てこないようでは瀬戸内海と言えるのか、という話になりかねない。瀬戸内海の自然をきちっと映し出してほしい」などとさらに注文をつけていた。同局の金田新・放送総局長は2月22日、定例会見で「革新者として清盛を描くというのがテーマ。もう2週間くらい見ていただけば、だんだんそのモードに入っていきます。だんだんキレイな着物を着て……となるので、ぜひご期待ください」と盛り返しに期待していた。

 「平清盛」について、ツイッター、ブログでのポジティブな内容を含む投稿の内容には「面白い! 画面の汚さがいい」「衣装が汚いというのは兵庫県知事がキャラクターデザインというゲーム世代に当たり前のことを知らないから」「BGMがなぜかエマーソン・レイク・アンド・パーマー(EL&P)で、すごくカッコいい」などがあった。またネガティブな内容を含む投稿には「薄暗い場面が多くて見づらい」「面白くない。挫折しそう」「平清盛が髪の毛ぼさぼさで荒くれ者。どこかの県知事が汚いって言っていたのに同感してしまう」「カメラがぶらぶら揺れて落ち着かない」などがあった。

 「クチコミ@係長」は、ツイッターやフェイスブック、主要なブログサイト、巨大掲示板「2ちゃんねる」の書き込みを人工知能分析するサービスで、ホットリンク(東京都千代田区)が開発した。(毎日新聞デジタル)

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