GACKT:陸前高田など3市町追悼式で献花「決して風化させてはならない」

東日本大震災の犠牲者追悼式に参列し、献花したGACKTさん(中央)
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東日本大震災の犠牲者追悼式に参列し、献花したGACKTさん(中央)

 歌手のGACKTさんが11日、岩手県大船渡市と陸前高田市、宮城県南三陸町で行われた東日本大震災の犠牲者追悼式に参列し、献花した。GACKTさんは、「この1年で復興が着実に進んでいる光景がよくメディアで取り上げられるけれども、実際はまだまだ手つかずでほとんど1年前と変わっていない場所がたくさんある。この現実を一人でも多くの人に知ってもらいたい」とコメントし、「決して震災を風化させてはならない。一日でも早く復興させることを、一人一人が再認識しなければならない日なんだ」と訴えた。

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 GACKTさんは、震災直後の昨年3月に義援金を募集する基金「SHOW YOUR HEART」を創設。女優の藤原紀香さん、ペ・ヨンジュンさん、観月ありささん、米大リーグ・エンゼルスの高橋尚成投手らをはじめとした著名人も賛同した。国内外約130カ所で街頭募金活動を一斉に実施し、総額約2億円を超える義援金を日本赤十字社へ寄付したほか、被災地に何度も足を運んできた。

 この日は「SHOW YOUR HEART」の発起人でもあるタレントの川崎麻世さんと、GACKTさん率いるロックバンド「YELLOW FRIED CHICKENz」(YFC)のメンバーと被災地へ訪れたGACKTさん。地震が発生した午後2時46分には南三陸町で行われた追悼式に参列し、1分間の黙とうをささげた。

 GACKTさんは「3・11という日は、被災地の方たちには忘れられない日。僕たち生かされた者たちには忘れてはならない日」と話し、「自分たちがこうやって生きていることに感謝し、亡くなられた人たちができなかったことを残された仲間たちとともに背負い今を歩いて行くこと。その気持ちを亡くなられた方たちに手を合わせ伝えることが、この3・11という日にしなければならないことではないのか」と自身の思いを語った。(毎日新聞デジタル)

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