加藤清史郎:マルモリ作曲家とコラボでアニメ主題歌初挑戦

アニメ主題歌初挑戦となる「GON GON GON~小さな王様~」のレコーディングを行った加藤清史郎くん
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アニメ主題歌初挑戦となる「GON GON GON~小さな王様~」のレコーディングを行った加藤清史郎くん

 子役の加藤清史郎くん(10)が21日、4月2日からスタートするフルCGテレビアニメ「GON」(テレビ東京系)の主題歌を担当することになり、東京都内で「GON GON GON~小さな王様~」のレコーディングを行った。芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんが「薫と友樹、たまにムック。」名義で歌った主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」を手がけた作曲家・宮下浩司さんの作曲で、記者から「紅白に出たい?」と聞かれると、清史郎くんは「いやー、そういうのは意識してないけど……まあ、はい」と消極的。さらに記者から「出られるなら出たい?」と突っ込まれると、「うーん、ちょっとあります」と照れくさそうに回答した。

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 09年8~9月放送の「みんなのうた」(NHK)の楽曲「かつおぶしだよ 人生は」でCDデビューを果たした清史郎くんにとって、今回が初のアニメ主題歌。清史郎くんは、「(初のアニメ主題歌で)最初はちょっと緊張しました。友だちがアニメを見てて主題歌を歌ってたりするから、そうなってくれたら」とにっこり。この日のレコーディングの出来栄えについては、「最初のサビの部分は長いので難しかった。がんばったので聞いてもらいたいです」とアピールした。

 「GON GON GON~小さな王様~」は、「マル・マル・モリ・モリ!」でタッグを組んだ宮下さんと振り付け師・濱田“PEKO”美和子さんが再びタッグを組んでおり、この日の会見に同席した宮下さんは、「いい曲を作るというより、心に残るインパクトがある覚えやすいメロディーを作ろうと思った」と話した。清史郎君の歌声については、「すごくうまい!(楽曲に)はじめて魂が吹き込まれてうれしかった」と清史郎くんを大絶賛だった。

 「GON」は、98年度の「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の優秀賞を受賞した田中政志さんの異色マンガが原作。91~02年に「モーニング」(講談社)で連載され、コミックスは世界で120万部を発行している。マンガの“文法”として用いられるセリフや擬音などがないことでも話題を呼び、文字が分からなくても読めることから海外でも高い評価を得ている。アニメは、日本だけではなく世界各国で放送される予定で、韓国のアニメ制作会社「大元メディア」と講談社が共同で制作。原作マンガの世界観は残しながら家族や幼児でも楽しめる、仲間や夢、愛を描いた心温まる作品になるという。今回のアニメの放送に合わせてマンガの連載も月刊マンガ誌「アフタヌーン」(講談社)で始まる。

 「GON GON GON~小さな王様~」は6月20日発売。4月11日には着うたで配信される。テレビアニメ「GON」は4月2日からテレビ東京系で毎週月曜午後6時放送予定。(毎日新聞デジタル)

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