相棒シーズン10:神戸尊が「特命係」を卒業! 今夜いよいよ最終回スペシャル

右京と尊の2ショットも見納め。「相棒」シーズン10最終回スペシャル「罪と罰」の場面カット=テレビ朝日提供
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右京と尊の2ショットも見納め。「相棒」シーズン10最終回スペシャル「罪と罰」の場面カット=テレビ朝日提供

 人気刑事ドラマ「相棒シーズン10」(テレビ朝日系)の最終話「罪と罰」が21日午後8時から2時間超のスペシャルで放送される。今回で俳優で歌手の及川光博さんが演じる神戸尊が「相棒」シリーズから卒業。09年3月放送のシーズン7の最終話に登場してから約3年間、水谷豊さん演じる警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京の相棒として出演してきた及川さんが、どのような形で「特命係」を去るのか。最終回の最後には、「壮絶な結末」が用意されているという。最終回の見どころを探った。(毎日新聞デジタル)

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 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷さん)がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。10年から11年にかけて放送された「シーズン9」では、第16話でシリーズ最高視聴率となる23.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。全18話の平均視聴率もシリーズを通して初めて20%の大台を超えた。10年末に公開された劇場版第2弾「相棒−劇場版2−警視庁占拠!特命係の一番長い夜」もヒット。放送中の「シーズン10」も18話までの平均視聴率が16.2%と好調で、初回には今シーズン最高の19.7%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。

 シーズン10の最終話「罪と罰」は、真野響子さん、浅見れいなさん、窪塚俊介さん、木村佳乃さん、國村隼さんがゲスト出演する“クローン人間”にまつわる物語。文部科学省が管轄する「バイオテクノロジー研究所」の生命科学部門主席研究員・嘉神郁子(真野さん)が、娘の茜(浅見さん)を使ってクローン人間を作っているのではないかという疑惑から始まる事件が描かれる。茜が身ごもっているのがクローン人間だと知っていた郁子の息子で茜の兄でもある隼斗(窪塚俊介さん)が他殺体で発見され、事態は国家を揺るがす大事件へと進展する……という壮大なストーリーが展開する。

 及川さんが初めて“相棒”として1シーズンを終えたシーズン8の最終回では、水谷さん演じる右京から「ようこそ特命係へ」と声をかけられるシーンで、目に涙をためていたという。2月にシリーズ卒業を発表した際には、水谷さんも「最終回、最終カットが終わったときにどんな顔をしているのか気になる」、及川さん自身も「どういう顔してるんでしょうね。すがすがしい顔してるかもしれませんね」と語っており、ラストシーンの及川さんの表情にも注目したい。

 及川さんは09年3月放送のシーズン7の最終話で特命係に配属されて以来、約3年にわたって相棒シリーズに出演。今シーズンの初回では、尊が15年前に友人女性が殺害された事件の法廷で偽証(時効成立)していたことが判明し、それが一因となって無実の男を15年間服役させ、尊を恨み続けた男が冤罪(えんざい)を訴えて投身自殺をしてしまうというストーリーが描かれていた。第16話でも冤罪に関する物語が描かれ、尊の口からは「やっと覚悟ができた気がします」と思わせぶりなせりふが発せられていた。最終回のラストには、どんな結末が用意されているのか。「相棒シーズン10」最終話は21日午後8時~午後10時9分に放送される。(毎日新聞デジタル)

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