80年代に放送されたアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」が約30年の時をへて再び人気を集めている。東京ビッグサイト(東京都江東区)で24日から一般開放が始まった「東京国際アニメフェア 2012」(同実行委員会主催)では、クリィミーマミのキャラクターグッズで一色のブースが出現し、ひときわ目を引いている。同アニメを制作した「ぴえろ」にはさまざまなメーカーからコラボレーションの依頼が殺到しているという。
「魔法の天使クリィミーマミ」は83~84年に日本テレビ系で放送された“魔法少女”が主人公のアニメ。10歳の森沢優が魔法のステッキでアイドル・クリィミーマミに変身し、昼間は小学生、学校が終われば人気アイドルという二重生活を送る……というストーリー。最終回は視聴率22.2%を記録するほどの人気となり、放送終了後にはOVAが制作された。原案は、アニメ「機動警察パトレイバー」や劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などの脚本を後に手がける伊藤和典さん、キャラクターデザインはアニメ「めぞん一刻」「きまぐれオレンジ☆ロード」の高田明美さんが担当し、アニメ制作会社「ぴえろ」が制作した。
再び注目を集めるきっかけを作ったのは、ファッションブランド「galaxxxy(ギャラクシー)」。10~20代を中心に人気のファッションブランドだが、08年にクリィミーマミのイラストをあしらったTシャツなどを発売したところ評判に。
同ブランドを運営するジョー・インターナショナルのプランナー・荒井豪さんは「ディレクターの岸ひろみが子どものころからクリィミーマミがずっと好きで、やりたいことを素直に考えたらアイデアが自然と出てきた」とクリィミーマミとコラボレートしたきっかけを語る。「髪の毛の色やキャラクターの設定もいいですし、作品のファン、10~20代のブランドのファンが“カワイイ”と感じるとも考えました」と話すように、“カワイイ”というキーワードが時代を超えて支持を集めているようだ。
ぴえろ営業部の福寿文仁さんは「クリィミーマミは来年に30周年を迎えますが(グッズが登場しているのは)偶然ですね。ここまで広がると思っていませんでした……」と驚きをみせる。東京国際アニメフェアに出展しているぴえろのブースは、TシャツからノートPC、キャリーバッグ、キャップ、トートバッグなどクリィミーマミのキャラクターグッズで一色。「さまざまなメーカーからコラボレーショングッズのお話をいただいていて、メーカーの担当者の方は、作品をリアルタイムで見ていた30代の方が多いようです」と話し、予期しなかったリバイバルを喜んでいる。(毎日新聞デジタル)
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