緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
2月1日にスタートしたNHKのドラマ「リラの花咲くけものみち」(総合、土曜午後10時)で主演を務める俳優の山田杏奈さん。獣医を目指す主人公・岸本聡里を演じる山田さんが、動物との撮影エピソードや、ドラマの見どころについて語った。
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「リラの花咲くけものみち」は、第45回吉川英治文学新人賞を受賞した藤岡陽子さんの同名小説をドラマ化。北海道を舞台に、獣医師を目指して試練に立ち向かう元ひきこもり少女の成長を描く青春物語で、脚本は、同局の連続テレビ小説「スカーレット」(2019年度後期)などの水橋文美江さんが担当する。
山田さんが演じる聡里は、北農大学獣医学群の学生。小4で母を亡くしたあと父の再婚相手とうまく行かず、中学の3年間は愛犬のパールと共に引きこもっていた。祖母・チドリ(風吹ジュンさん)に引き取られ、高校はチャレンジスクールを卒業したが、人付き合いは大の苦手という役どころだ。
ロケは北海道江別市の大学で行われ、馬、牛、豚などさまざまな動物とふれあうシーンも多かったという。撮影を通して、動物との向き合い方に変化があったかを聞かれた山田さんは、「ドラマ全体を通して描かれているんですけど、きれいごとだけではすまない部分があるんだなと感じました」としみじみ語る。
「私自身も12歳ぐらいの頃から実家で犬を飼っているので、ペットとしての動物との接し方は分かっているつもりでいましたが、今回のドラマを通して、食用として育てられている牛など、人間が生活するうえで欠かせない動物たちがどういうふうに愛情を持って育てられ、育てる人たちの思いはどういうものなのかを改めて考えさせられました」
一方、動物たちと触れ合う中で、「どの動物もそれぞれ、こんなに可愛いんだと新発見しました」と明かす山田さん。
特に子豚との撮影が印象に残っているといい、「子豚を抱っこするシーンがあって、実際にその大学で教えられている先生が出てくださって、本当の授業みたいな感じで撮影させてもらったんですけど、『豚の頭が人間の心臓の位置にくるように抱っこしてあげると、心臓の音を聞いて安心するんだよ』とおっしゃっていて。なんて可愛いんだろうと思いました」と笑顔を見せる。
最後に、ドラマの見どころを聞くと「聡里という人物を通して、私自身も撮影しながら成長させてもらったなと思いますし、一人の人物が成長していく様を見ていただけたらうれしいです。動物たちとの関わり合いはもちろん、北海道の雄大な自然の中でのびのびと撮らせてもらったので、皆さんに見ていただけたらなと思います」とアピールした。
「リラの花咲くけものみち」は全3回で放送。
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