カノ嘘:元東京事変の亀田誠治が映画化作品の音楽をプロデュース

映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の音楽プロデュースを手がけることになった亀田誠治さん
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映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の音楽プロデュースを手がけることになった亀田誠治さん

 2月に解散したロックバンド「東京事変」のベーシストで音楽プロデューサーの亀田誠治さんが、青木琴美さんの人気マンガを実写化する映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(カノ嘘)の音楽プロデュースを手がけることが24日、明らかになった。同作は、音楽業界を舞台にした平凡な女子高生と音楽クリエーターの恋愛やさまざまなドラマを描いており、「東京事変」を終えた亀田さんがどのような音楽で映画を彩るのか期待される。映画のヒロインは一般オーディションで決定され、公開は13年以降になる予定。

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 亀田さんは、「2年にわたるビッグプロジェクトが、ちょうど東京事変の解散と時をおなじくして始まったことに運命を感じます。まさに万全を期し、すがすがしい気持ちでのスタートです。即断即決です。何の疑いもなく『このチームでやってみよう』と思いました。昨今多くの音楽ネタの映画が生まれています。『カノ嘘』ではそのどれにも似ていない、新しい音楽映画にしてみたいという気持ちでいっぱいです。今からワクワクしています」と意気込みを語っている。

 青木さんは、映画化された「僕は妹に恋をする」「僕の初恋をキミに捧ぐ」などでも知られ、作品の累計発行部数が1500万部を超える人気マンガ家。「カノジョは嘘を愛しすぎてる」は、少女向け月刊マンガ誌「Cheese!」(小学館)で09年5月から連載されている人気作。人気バンド「クリュードプレイ」の大ファンの女子高生・小枝理子が、ある日一人の男性にナンパされ、彼がクリュードプレイの元メンバーだと知らずに付き合うことになるが……というストーリー。ファンからは「カノ嘘」の愛称で親しまれており、ねごと、ザ・ハイロウズなど人気ロックバンドが参加するコンピレーションCDも発売されるなど人気を集めている。

 映画化にあたっては、ヒロインの16歳のバンドのボーカル、リコ役の一般オーディションを実施する。対象は13歳以上の女性で、プロ・アマは問わない。募集期間は24日~6月30日。審査内容には、2曲の歌唱素材を必須にするなど、エンターテインメント大作にふさわしい大々的なオーディションになるといい、関係者は「井上真央、上野樹里、宮崎あおい、吉高由里子……少女コミック原作映画の歴代ヒロインたちを超える逸材をオーディションで探します!!」と意気込んでいる。亀田さんも「原作のリコを超える、本物のリコを探し出すことが最大のミッションです。僕は、必ず、本物のリコがいると信じています。さあ、リコよ出てこい! 楽しみに待っています」と期待している。(毎日新聞デジタル)

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