映画化された「僕は妹に恋をする」「僕の初恋をキミに捧ぐ」などで知られる青木琴美さんのマンガ「カノジョは嘘を愛しすぎてる」が映画化されることが、24日発売のマンガ誌「Cheese!(チーズ)」4月号(小学館)で明らかになった。青木さんのマンガが映画化されるのは3作目で、同一作家の少女マンガが3作連続で映画化されるのは同社初の快挙。ヒロインのリコ役は、大規模なオーディションで決定するという。
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青木さんは作品の累計発行部数が1500万部を超える人気マンガ家で、「僕は妹に恋をする」は松本潤さん、榮倉奈々さん出演、「僕の初恋をキミに捧ぐ」も井上真央さん、岡田将生さん出演でそれぞれ映画化されヒットした。
「カノジョは嘘を愛しすぎてる」は、音楽業界を舞台に平凡な女子高生と音楽クリエーターの恋愛やさまざまなドラマを描いた作品。人気バンド「クリュードプレイ」の大ファンの女子高生・小枝理子は、ある日一人の男性にナンパされ、彼が「クリュードプレイ」の元メンバーだと知らずに付き合うことになるが……というストーリー。「Cheese!」で09年5月から連載されており、コミックスは24日に8巻が発売。ファンからは「カノ嘘」の愛称で親しまれており、ねごと、ザ・ハイロウズなど人気ロックバンドが参加するコンピレーションCDも発売されるなど人気を集めている。
また、お笑い芸人のバカリズムさんが「少女マンガは食わず嫌いでしたが、食べたらおいしかったです」とコメントを寄せるなど、普段少女マンガを読まない男性まで読者層を拡大。コミックス第1巻の発売前から映像化のオファーは後を絶たなかったといい、今回満を持しての映画化となった。
オーディションの応募方法、監督、音楽プロデューサーなどの詳細は、同誌5月号で発表される予定。(毎日新聞デジタル)
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