女優の木村佳乃さん(35)が、初恋を通して大人の恋愛を描く5月放送のNHK連続ドラマ「はつ恋」で、同局の連続ドラマとしては、03年に放送された「ニコニコ日記」以来、9年ぶりに主演を務めることが明らかになった。木村さんにとって出産後初の連ドラ主演で、さらに、96年放送の「元気をあげる~救命救急医物語」でドラマ主演デビューを飾っている縁のある同局での新たな作品に気合十分だという。なお、民放を含めると、木村さんの主演ドラマは10年放送のテレビ朝日「警視庁継続捜査班」以来、2年ぶりとなる。
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ドラマは、「やまとなでしこ」(フジテレビ系)や「ハケンの品格」(日本テレビ系)などの中園ミホさんが脚本を担当する大人のラブストーリー。木村さんは、言語聴覚士として働く村上緑を演じる。緑は、初恋の相手・三島からの信じられない裏切りで絶望のふちをさまようも、年下の潤との出会いにより、苦しんだ初恋と決別するが、自分の命を救うために現れた三島との再会に苦悩するという役どころ。初恋の人、三島を伊原剛志さん、潤を青木崇高さんが演じる。
物語は、医師になったら迎えに来るという約束を破った初恋の人・三島の裏切りにより、二度と思い出したくない過去を背負ってしまった緑。そんな彼女を助けたのは年下の青年・潤だった。2人は結婚し、幸せに暮らしていたが、そんなある日、緑は肝臓がんだと診断され、手術は極めて困難だと告げられる。その手術ができるのは、海外の医師だけで、緑の前に現れたのは、三島だった。思わぬ再会に動揺する緑だが、愛する家族のため再び生きる決意をし、三島に命をゆだねる……という内容。そのほかのキャストとして、佐藤江梨子さん、橋本愛さん、カンニング竹山さん、ソニンさんらが出演する。
木村さんは、「久しぶりに大人のドラマに参加できるのをとてもうれしく思います。私も子供を持ち、子供や家族のいとおしさや大切さは身にしみてわかります。その上で、一人の女性として、このような決断を迫られたらどうなるのか。緑の気持ちになってみると、何が正解なのかはわからなくなりますが、丁寧に大切に演じていきたいと思います」とコメントを寄せている。
ドラマ「はつ恋」は、NHK総合で5月22日から毎週火曜午後10時放送。全8回予定。(毎日新聞デジタル)
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