注目アニメ紹介:「坂道のアポロン」 ジャズで描く少年たちの青春群像劇

アニメ「坂道のアポロン」のビジュアル(C)小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会(C)小玉ユキ・小学館
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アニメ「坂道のアポロン」のビジュアル(C)小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会(C)小玉ユキ・小学館

 今年1月に小学館漫画賞を受賞した注目作をアニメ化した「坂道のアポロン」の放送が12日、スタートする。1960年代の九州を舞台にジャズ音楽を通じて成長する2人の少年の青春が描かれる。

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 原作は、小玉ユキさんが「月刊flowers」(小学館)に連載している少女マンガ。1966年の初夏、高校1年の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀から長崎県のとある街へと引っ越してきた。そこで“札付きのワル”といわれているクラスメートの川渕千太郎と出会ったことから、薫はジャズの魅力に引かれ、閉ざしがちだった心を開いていく……。

 クラシックピアノが得意な薫は、仲間と奏でる音楽の楽しさを知るとともに、千太郎の幼なじみ・律子に淡い思いを抱く。監督はジャズ音楽を効果的に使ったアニメ「カウボーイ・ビバップ」を手がけた渡辺信一郎監督が担当。同アニメで渡辺監督とコンビを組んだ菅野よう子さんがプロデュースする音楽が、友情や恋心が交錯する青春群像劇を華やかに彩る。若手ジャズミュージシャンを起用した実際のセッションを基にしてアニメの映像が作られているという。

 西見薫は「輪るピングドラム」の木村良平さん、川渕千太郎は「ちはやふる」の細谷佳正さん。アニメーション制作は、元マッドハウス社長の丸山正雄さんが設立したMAPPAと「ブラックジャック」シリーズの手塚プロダクションが共同で担当する。

 放送は、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で12日から毎週木曜深夜0時45分(初回は深夜1時10分)~、関西テレビでは17日から毎週火曜深夜1時58分~ほか。

 ※放送局・時間は変更される場合があります。

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