歌手の郷ひろみさんが26日、東京都内のスタジオで、トム・ハンクスさん主演・監督の映画「幸せの教室」のCMナレーション収録会見に登場した。3月に一般女性との再々婚をブログで発表して以来、公の場に登場するのは今回が初めてとなる郷さんは、結婚のきっかけについて「元々友人が紹介してくれてそれで」と説明。「結婚は運ばれてきた幸せというより、自分でつかみ取ったもの」などと終始笑顔で、会見終了後に「子供は?」と質問されると、「欲しいですよ。まだですけどね」と語った。
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「僕自身、結婚したと言っても何も変わることはなくて。自分にとっての幸せは、パフォーマーとしてファンの前に出ることが一番の幸せ。郷ひろみとしての幸せは多く人の前でパフォーマンスを見せることだと思ってます」と改めてファンへの思いを口にした郷さん。会見では、早くも“今年の漢字”を「幸」と黒板にしたため、小さく「子」と付け加えると、「幸子じゃないです。小林じゃないですよ」と冗談を飛ばして笑わせ、「明日の幸せへゴー!」とノリノリでアピールしていた。
映画は、トム・ハンクスさんが製作・監督・脚本・主演のすべてを手がけ、ジュリア・ロバーツさんとの豪華共演を果たした話題作。学歴を理由にリストラされたラリー・クラウン(ハンクスさん)が、再就職のためのスキルを身につけようと、短期大学に入学し、そこでスピーチを教えるメルセデス・テイノー(ロバーツさん)らと出会い……というストーリーで、ともにアカデミー賞に輝いている2大スターが送るハートフルな感動作。
多才ぶりを発揮するハンクスさんについて、同年代の郷さんは、「この年代になってトム・ハンクスが監督になったり脚本家になったり、たくさんのことで素晴らしい作品を残してほしいと思うし、僕も年齢に関係なくね。僕自身、人生が最高潮になるのは60代だと思っていて、あと3年ちょっとですけど、そこから思い描いていた最高の人生をどう送っていくか。それに肩を押してくれるような存在ですね」とコメント。映画についても、「とにかく見終わった感じが、人間のやる気モチベーションを上げてくれる感じはしました。いくつになっても人間ていうのは本人のやる気でいかようにも人生を変えていくことができるんだなと思いましたね」と語っていた。
映画「幸せの教室」は、5月11日から全国でロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
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