水樹奈々:刀一振りでヒット祈願 「劇場版 BLOOD−C」完成披露

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 人気アニメ「BLOOD」シリーズの最新作「劇場版 BLOOD−C The Last Dark」(塩谷直義監督)の完成披露試写会が21日、東京都内で行われ、舞台あいさつで小夜の声優・水樹奈々さんが刀を一振りする“ヒット祈願”を行った。主人公・更衣小夜が日本刀片手に戦いに挑む作品にちなみ、小夜になりきって刀を振り下ろした水樹さんは、会場の大声援に「打ち合わせの時はどうなることだろうと思ったけど」とほっとした様子を見せていた。

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 舞台あいさつには、メーンキャラクターの柊真奈を演じた声優初挑戦の女優・橋本愛さん、塩谷監督も登場。刀を振り下ろした水樹さんを橋本さんは「かっこよかったです」と称賛し、塩谷監督は「もし死ぬなら、水樹さんに切られたい」とユーモアを交えた褒め言葉で、会場を盛り上げた。

 「BLOOD」シリーズは、00年に劇場版アニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」、05年にテレビアニメ「BLOOD+」、09年に実写映画「LAST BLOOD」が公開され、男性をはじめ、女子中高生からも支持された作品。「BLOOD−C」は、マンガ創作集団「CLAMP(クランプ)」が手掛け、11年に放送されたオリジナルアニメ。

 水樹さんは今回の小夜役について「テレビシリーズでは、歌を歌っちゃうような可愛らしいキャラクターなんですが、今回の劇場版では野獣化していて、本能のままに戦ってます」とアピール。橋本さんは「オリジナルキャラなので、テレビシリーズから見ている方には受け入れられないんじゃなかと思っていましたが、(真奈は)すごく可愛い、いい性格しているので、皆さんに好感を持っていただけると思う」と語っていた。

 劇場版は、テレビアニメ「BLOOD−C」の続編。古くからの湖への信仰が残る風光明媚(めいび)な町にある浮島地区が舞台で、秘密組織「塔」の当主・七原文人(野島健児さん)の実験のせいで、信じていた者たちから裏切られた更衣小夜(水樹さん)は、その復讐(ふくしゅう)を果たすべく、七原に立ち向かう……という物語。映画は6月2日から全国公開予定。(毎日新聞デジタル)

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