薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
12年に公開されたスタジオジブリの劇場版アニメ「コクリコ坂から」に、舞台となった横浜市から感謝状が贈られ、贈呈式に出席した同作品の主人公・海の声を担当した長澤まさみさんは、林文子同市長から代表して感謝状を受け取ると「ジブリが大好きで、まさか自分がこの作品に携われるとは思っていなかったし、自分がやったお仕事で感謝状がもらえるなんて、それも夢にも思っていなかったので、本当にうれしいです」と感激していた。
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贈呈式は、同日に横浜市内で開催された同作品のDVD&ブルーレイディスク(BD)発売記念プレミア上映会の壇上で行われ、宮崎吾朗監督や鈴木敏夫プロデューサーも出席。宮崎監督は「『コクリコ坂』は横浜市に貢献できたんだろうか……と思っていたんですが、今日、市長さんから楽屋でいろいろ聞かせていただきまして、こんなことならもっと横浜を描いておけばよかったなと(笑い)」、鈴木プロデューサーも「ジブリの作品で場所を特定するのは初めてになるんじゃないかな。18歳で上京したとき、最初に住んだのは日吉(横浜市港北区)で、当時何度も横浜に足を運んでいましたので、感慨深いものがあります」と喜んでいた。
感謝状は、「横浜の魅力発信への貢献が顕著である個人および団体」に贈られるもので、横浜開港153年の歴史の中で、同市から映画に対して感謝状が贈られるのは初めて。林市長は「海ちゃんと生年月日が一緒で、私にとっても思い出深いとてもいい映画となりました」といい、「ぜひ『続コクリコ坂』を! どうですか? 期待しています!」と続編を熱望していた。
「コクリコ坂から」は、80年に「なかよし」(講談社)で連載された佐山哲郎さん原作、高橋千鶴さん画の少女マンガが原作。翌年に東京五輪の開催を控えた63年の横浜を舞台に、父を海で亡くし、仕事を持つ母を助け、下宿屋を切り盛りする16歳の少女・松崎海の成長と、同じ高校に通う1年先輩の新聞部の部長・風間俊との恋物語を描く。俊役は「V6」の岡田准一さんなど、声優陣の豪華さが話題を呼んだ。DVD、BDはともに20日発売。横浜をPRする特典映像やオリジナル横浜ガイドブックが封入された「横浜特別版」も初回限定生産で発売される。
現在、横浜市内では作品の舞台をめぐる「『コクリコ坂から』横浜スタンプラリー」が7月16日まで実施中。20~27日には横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)で原画展「コクリコ坂から展」が開催される。(毎日新聞デジタル)
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