トリハダ:日体大「集団行動」密着ドキュメント完全版 3時間スペシャルで放送

バラエティー特番「トリハダ特別版 集団行動3時間スペシャル」に出演する、(左から)清原伸彦監督、石原良純さん、加藤真輝子アナウンサー=テレビ朝日提供
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バラエティー特番「トリハダ特別版 集団行動3時間スペシャル」に出演する、(左から)清原伸彦監督、石原良純さん、加藤真輝子アナウンサー=テレビ朝日提供

 バラエティー番組「トリハダ マル秘 スクープ映像100科ジテン」(テレビ朝日系)の人気シリーズ「集団行動」の特番が、28日に「トリハダ特別版 集団行動3時間スペシャル」として放送される。以前放送された日本体育大の女子学生45人のよる集団行動の模様を未公開映像とともに再構成して放送するほか、新たに集団行動にチャレンジする小学生たちの奮闘などがドキュメンタリータッチで描かれる。

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 「集団行動」は、同大の伝統的なパフォーマンスで、「体育研究発表実演会」で披露される演技の一つ。45人が一糸乱れぬ行進をし、4列から3列、または2列と隊列を組みかえたり、左右に分かれた2組が交差したり、後ろ向きで歩いたりと、芸術的な光景を作り出す。これまでは男子学生が演じていたが、11年に初めて女子学生が挑戦。グループ発足から本番までの様子が、ドキュメントとして同番組内で取り上げられ、素晴らしいパフォーマンスと感動の人間ドラマで大反響を呼んだ。

 特番では、約1カ月半にわたる密着取材の中から、惜しまれつつカットした感動秘話や、集団を率いた71歳の清原伸彦監督の名言などをたっぷり盛り込み、圧巻の本番パフォーマンスもノーカットでオンエア。また、秋田合宿で出会ったマーチングバンド部の小学生と女子学生との、その後の交流も追う。さらに、同番組を見て「ぜひ挑戦したい」と名乗りを上げた東京都町田市の公立小学校も登場し、清原先生の指導のもと、小学4年生の生徒たちが集団行動に挑むストーリーが新たにスタートする。スタジオには、特別ゲストとして清原先生も出演。

 集団行動に着目し、40年以上指導を続けている清原監督は、収録後のインタビューで、集団行動を「資質の高い人間を育てるための媒体」といい、集団の規律や結束、上下関係、責任感、達成感などを学ばせる「教育」だと語る。その上で、今後は、人間の基礎が築かれる「小学生に集団行動の指導を行っていきたい」と考えており、「水戸黄門のように、全国の世直しをしていけたら。ただし、あしきをくじき弱きを助けるというやり方ではなく、ね。それぞれに、しっかり生きていくための力を武器として身につけさせたい」と次なるステップに思いをはせていた。

 また、司会を務める俳優の石原良純さんは「集団行動って見ていて楽しいんですけど、それだけじゃなく、奥が深いんです。教育って、理屈じゃなくて、体で覚えるっていう単純なところにあるのかな」と語り、「ビックリしましたね、うちの番組、こんなにいい番組だったの!って」と感動を口にしていた。

 「トリハダ~」は、世界中から集めた“トリハダもの”の映像をジャンル別にランキングし、テンポよく紹介する衝撃映像バラエティー。ゲストを迎え、九死に一生を得た衝撃的な映像や人知を超えるミステリー映像、野生動物たちの知られざる生態、カメラが捉えた奇跡的な瞬間、信じられないような神業、大ケガや難病からの奇跡の復活に密着した映像、世界のおもしろCM……さまざまな衝撃映像を次々と紹介する。10年から特番で数回放送され、11年4月からゴールデン帯のレギュラー番組に昇格した。特番は、28日午後6時53分~9時48分テレビ朝日系で放送される。(毎日新聞デジタル)

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