上戸彩:主演ドラマ「金子みすゞ物語」場面写真を初公開 今井翼と2ショットで

初公開された「金子みすゞ物語−みんなちがって、みんないい−」の場面写真
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初公開された「金子みすゞ物語−みんなちがって、みんないい−」の場面写真

 女優の上戸彩さんが童謡詩人・金子みすゞ役で主演するTBSの特別企画ドラマ「金子みすゞ物語−みんなちがって、みんないい−」の場面写真が29日、初公開された。男性デュオ「タッキー&翼」の今井翼さん演じる実の弟・上山正祐が奏でるバイオリンに合わせて、上戸さん演じるみすゞが楽しそうに歌を歌うシーンで、ドラマでは2人の純愛を軸に、みすゞの詩をちりばめながら波瀾(はらん)万丈なみすゞの生涯を描いている。

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 金子みすゞは、大正末期から昭和初期にかけて活躍し、26歳で亡くなるまでに、512編もの詩を発表。1980年代に再評価され、小学校の教科書にも掲載されている。東日本大震災後には、みすゞの作品「こだまでしょうか」が朗読されたACジャパンのCMが数多く放送されてさらに注目を集めた。ドラマは、昭和初期に26歳の短い人生を閉じたみすゞと、実の弟ながらそうとは知らずに姉を愛してしまう正祐の純愛物語で、01年8月にみすゞの生涯を題材に松たか子さんが主演を務めたドラマ「明るいほうへ 明るいほうへ」を手がけた脚本家・清水曙美さんの遺作となった。

 清水さんとともに「明るいほうへ 明るいほうへ」を担当した石田ふく子プロデューサーが「改めてみすゞの人生をしっかりと描きたい」と企画した同ドラマは、撮影にもこだわっており、屋外のシーンはみすゞが生まれ育った山口・仙崎でロケを行った。一方、屋内のシーンも、大正時代の街並みを忠実に再現し、「金子みすゞ」のペンネームで投稿していた文芸誌「婦人画報」をはじめ、当時の雑誌などの小物まで、細部にこだわって再現している。ドラマは7月9日午後9時~11時19分に放送。(毎日新聞デジタル)

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