内野聖陽:「倉石は愛し尽くしたキャラクター」 高嶋政伸も登場「臨場 劇場版」初日

「臨場 劇場版」に込めた思いをつづった書を手にした内野聖陽さん(左)と高嶋政伸さん
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「臨場 劇場版」に込めた思いをつづった書を手にした内野聖陽さん(左)と高嶋政伸さん

 俳優の内野聖陽さん主演の人気ドラマを映画化した「臨場 劇場版」(橋本一監督)の初日舞台あいさつが30日、東京都内で開かれ、主人公・倉石を演じた内野さんや、離婚裁判中で世間を騒がせている高嶋政伸さんらが登場した。内野さんは「作品といい出合いをさせていただいて、みなさんが愛してくださったゆえにここに立てていると思います。自分の中でも倉石は、愛し尽くしたキャラクターです」と感無量の様子だった。

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 「臨場」は横山秀夫さんの警察小説が原作で、テレビ朝日系で放送された人気シリーズ。内野さん演じる「変わり者」の警視庁刑事部検視官・倉石が検視によって物いわぬ死者の「声」を聞き、事件の真相へと迫っていくストーリー展開で、09年4~6月に放送された第1シーズンは平均視聴率14.5%、10年4~6月に放送された第2シーズンも平均視聴率17.6%を記録した。映画は、倉石が通り魔事件の真犯人に迫る展開。

 「根こそぎ拾ってやる」という倉石のおなじみのせりふが「役者としての自分の信条になった」と内野さんは語り、「倉石は、検視という仕事を踏み越えてまで“根こそぎ拾う”男。それがいつの間にか、自分と重なってしまって、役者の領分を超えていろんな意見させていただいていました」とすっかり役に一体化していたそう。共演者の高嶋さんからも「ウッチー(内田さん)はまれに見る役者バカ。のめりこみがすごいんですよ。もう、倉石っていう芸名にしたら?(笑い)」と言われるほどだった。

 舞台あいさつには、内野さんや高嶋さんのほか、松下由樹さん、渡辺大さん、平山浩行さん、橋本監督も出席した。(毎日新聞デジタル)

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