女優の夏菜さんがヒロインを務め、10月に放送をスタートするNHK連続テレビ小説「純と愛」の会見が31日、大阪放送局（大阪市中央区）であり、夏菜さんと共演者らが登場。ヒロイン狩野純が就職する老舗ホテルの豪華セットで収録を開始した夏菜さんは「こんなに大きなセットは初めて。リアル感があって、すごくやりやすく演じさせてもらっています」と話した。

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　「純と愛」は、11年の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」（日本テレビ系）を手がけた脚本家・遊川和彦さんのオリジナル作。大阪市大正区と沖縄の宮古島を舞台に、大阪で生まれた純が宮古島に移り住み、大学卒業後、大阪に戻ってホテル業界に飛び込み、夫となる愛（いとし）と出会って結婚。2人の成長を描くコミカルでハートフルな現代劇となる。タイトルはヒロインとその夫となる愛の名から付けられた。純の父を武田鉄矢さん、母を森下愛子さんが演じる。

　会見には愛役の風間俊介さん、老舗ホテルの社長役の舘ひろしさん、同ホテルのGM役の志賀廣太郎さん、同ホテルスタッフ役の吉田羊さん、同ホテルコンシェルジュ役の城田優さん、純の同期社員役の黒木華さん、同局の山本敏彦チーフプロデューサーも登場。老舗ホテルのセットでは26日から撮影を開始しており、風間さんは「こういう（大きな）セットで撮っていると後ろで動いている人たちの動きなどが本当にリアルに描かれていて、ホテル全体の空気がすごく伝わる。ワクワクしながら撮影しています」とコメント。山本プロデューサーは「豪華な出演者を迎えてセットも豪華に作りました！　細かいところもこだわって造っております」とセットの仕上がりに胸を張った。

　また09年の大河ドラマ「天地人」以来のNHKドラマ出演となる城田さんは「撮影初日から『楽しい！』とずっと言い続けている」といい、「視聴者のみなさんがきっとびっくりするくらい新しいNHKのドラマが誕生するんじゃないかと期待していますし、楽しみにしています」と話した。放送は10月1日～13年3月30日、全151回を予定している。（毎日新聞デジタル）