ヒートアイランド現象を抑えるために東京・秋葉原で働くメイドらが「打ち水」を行うイベント「うち水っ娘大集合!2012」が4日、JR秋葉原駅西口で開催された。秋葉原のメイド喫茶の女性従業員約50人に加え、神田消防署やJR秋葉原駅の職員、台湾のメイド喫茶「Fatimaid」の女性従業員らも駆け付け、「涼しくなあれ」という掛け声とともに一斉に水をまいた。打ち水前の地表の温度は36.7度だったが、打ち水後は31.6度に下がり、暑い夏の秋葉原に一時の涼を運んだ。
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同イベントは、ヒートアイランド現象を抑え、地球温暖化現象への対策について考える目的で、04年から毎年夏にNPO法人「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ」が実施している。打ち水には、風呂の残り湯や雨水などを利用し、エコに配慮しているのが特徴。
8回目となる今年の参加者は「風呂の残り水を持ってきました。(入浴剤の)ラベンダーの香りがするかもしれません」「メイド服の洗濯に使った水を使います」などとそれぞれが用意した水で打ち水を行い、最後にイベントのテーマ曲「打ち水音頭」を踊った。
また、4日から1カ月間、秋葉原エリアの37店舗が開店前に打ち水を行う「開店打ち水、始めました作戦」も展開し、秋葉原を涼しくしていく。(毎日新聞デジタル)