WBC世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃選手(帝拳)が15日、東京都内のホテルで、10月13日(現地時間)に米カリフォルニア州カーソンで行われるWBO・IBF世界同級王者のノニト・ドネア選手(フィリピン)との王座統一戦に向けて会見。対戦を熱望していた最強の相手とのファイトに、「この試合が実現して本当にうれしく思ってますし、スーパーバンタム級の頂上決戦、僕自身がワクワクして楽しみにしてます」とコメント。「今の感情としては楽しみしかない。勝利は確信してます」と意気込んだ。
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ドネア選手は、7月にはIBF世界同級王者ジェフリー・マセブラ選手を降し、WBO・IBFの王座を統一。西岡選手はその試合を観戦し、試合後にはリング上で直接、対戦したいと伝えるなど、対戦を熱望しており、「普通の防衛戦では僕自身、燃えられるものが足りないと思って来て、その中で最も注目されているドネアと戦うことが最も燃えられる試合だと思った。タイトルがかかっているかどうかに関わらず、強いから対戦したい」と説明している。
7度目の王座防衛から約1年ぶりの試合となることについて西岡選手は「何の問題もない。休んでいたわけじゃないし、休養してより良くなったのでは」と自信たっぷりに答えた。36歳となっての体力面について聞かれると、「10歳間違ってますよ(笑い)。何も感じてない。(衰えを)ごまかしてるようなら、その場でやめてます。まったく落ちてません」ときっぱり。ドネア戦は「一番大きな試合というのは間違いない」と語り、試合後のことは「全然考えていない」とすべてをかける決意を示し、「2人で最高のコンディションに仕上げて、最高の試合にしようと伝えたいですね」とドネア選手へメッセージを送った。
今回の試合では、特に技量の優れたボクサー同士の超スーパーファイトの勝者をたたえるために授与される特別なベルト「WBCダイヤモンドベルト」もかかっており、西岡選手は「WBCのダイヤモンドベルトというのは、今現在4人しか持っていないベルトで、そのベルトをもらえるのはワクワクしてますし、燃えられますし、3団体統一となると、これはもうマンガみたいな話なんで、非常にワクワクしてますね」と待ち遠しい様子だった。
西岡選手とドネア選手が対戦する「世界スーパーバンタム級王座統一戦」は、WOWOWプライムで10月14日午前11時から生中継予定。(毎日新聞デジタル)
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