AKB48：前田参加のラストアルバム、初週87万枚　ミスチル抜き今年最高の初動

　21日発表されたオリコン週間アルバムランキング（27日付）によると、人気アイドルグループ「AKB48」の最新作で、前田敦子さんがAKB48のメンバーとして参加した最後のアルバム「1830m」（15日発売）が、発売初週で約87万1000枚を売り上げ、初登場で首位を獲得した。今年発売されたアルバムでは、「Mr.Children」のベスト版（5月発売、累積約114万6000枚）が記録した初週記録の約73万2000枚を上回り、ナンバーワンの出足となった。

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　アルバムの初週80万枚突破は、EXILEのベスト「EXILE BALLAD BEST」（初週約94万4000枚、08年12月発売）以来3年8カ月ぶり、オリジナルアルバムではケツメイシの「ケツノポリス4」（初週約94万8000枚、05年6月）以来7年1カ月ぶり。女性グループによるオリジナルアルバムの初週80万枚突破は、SPEEDの「RISE」（初週約131万8000枚、98年4月発売）以来、14年4カ月ぶり史上2組目の快挙となった。

　また、AKB48にとっては、前作「ここにいたこと」（11年6月発売）の初週約60万2000枚を、約26万9000枚更新し、アルバムの初週自己最高記録になった。アルバムの首位獲得は、10年4月発売のベスト「神曲たち」、オリジナル「ここにいたこと」に続いて通算3作目となった。さらに、27日にグループを卒業する前田さんの最新シングル「君は僕だ」（6月発売）は先週116位から79位に急浮上、今月13日付の83位以来、2週ぶりのトップ100位内にランクインした。

　アルバム「1830ｍ」は、「上からマリコ」「Everyday、カチューシャ」「フライングゲット」「風は吹いている」「桜の木になろう」「GIVE ME FIVE！」といった昨年から今年にかけて発表したヒットシングルと書き下ろしの新曲など全34曲を収録した2枚組み。アルバムタイトルは、秋葉原のAKB48劇場から、今月24～26日にライブを行う東京ドームまでの距離を示している。（毎日新聞デジタル）