米倉涼子:初の外科医役で連ドラ主演 「セクシーでアダルトに」

テレビ朝日提供
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 女優の米倉涼子さんが、10月クールに放送される連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)に主演し、初の医師役を演じることが21日、明らかになった。米倉さんが演じるのは、天才的な勘と百戦錬磨の腕を持ちながら組織に属さないフリーランスの外科医。ショートパンツに“ナマ足”で白衣をまとったクールでダーティーな異色の一匹オオカミという役どころで、米倉さんは、「これまでに(同局のドラマで)演じてきた女性のように“トラウマ”や“影”などはない女なので、このドラマではセクシーでちょっとアダルトな米倉涼子を目指してみようかな!」と意気込んでいる。

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 米倉さんは、これまで同局系のドラマでは「黒革の手帖」(04年)で夜の銀座を舞台に男の裏金を奪い取る悪女を演じたほか、「交渉人~THE NEGOTIATOR~」(08年)で人質も犯人の命も奪わない女刑事、「ナサケの女~国税局査察官」(10年)で悪質な脱税者を追い詰めるマルサの女を演じるなど、さまざまな役に挑戦してきた。

 今回演じる36歳のフリーランスの外科医・大門未知子(だいもん・みちこ)は、怪しげな「医師紹介所」に所属しながら、さまざまな病院を渡り歩いている。勤務時間は絶対厳守。医師免許不要の雑用は引き受けず、院内にありがちな権力闘争にも無関心。私生活、職歴は謎に包まれ、報酬は桁違いに高いが外科医としての腕は一流。日本の医学界を去ったのは金銭トラブルや医療ミスなどダーティーなうわさがあるが、その素顔は誰も知らない……というキャラクター。

 米倉さんは「日本のサラリーマン社会って、どこか『残業することの美学』みたいなものがある」と疑問を唱え、「“不本意ながら自分の人生を会社にささげてしまっている”……そんな方々に、大門の生き方を見て、スカッとしていただけたらうれしいです」と語っている。

 今作では、「ナサケの女」に続いて、脚本家の中園ミホさんと再タッグ。内山聖子ゼネラルプロデューサーは、「また米倉涼子が新しい顔を見せてくれます。今回は一匹オオカミの外科医! 数々のヒット作を持つ彼女がブロードウェーデビューを経て、ドラマでも新しい挑戦をします。組織や肩書にしばられず、自由に腕一本で患者と向き合う“職人・米倉涼子”をお楽しみに!」とコメントしている。

 10月から毎週木曜午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

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