名探偵コナン
#1196「館ミステリー 渦巻館(後編)」
4月4日(土)放送分
和月伸宏さんが94年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始、コミックスは累計5700万部を突破し、テレビアニメも高視聴率をマークした「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−」が実写映画化され、25日に公開される。「和月さんと原作には最大限のリスペクトを表しながら、映画ならではのエンターテインメント性に配慮しました」という大友啓史監督に話を聞いた。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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映画「るろうに剣心」の主人公で、佐藤健さんが演じる緋村剣心は、かつては“人斬り抜刀斎”と呼ばれ、倒幕派最強の暗殺者と恐れられた男。明治維新後は、刀を“逆刃刀”という模造刀に持ち替え、日本中を流浪していた。その彼の前に、抜刀斎を名乗る偽者が現れる。剣心は偽抜刀斎のために不利益を被っている道場の師範代、神谷薫のために、ひと肌脱ぐことにする……というストーリー。
原作は23カ国で翻訳され、大友監督によると「(動画配信サイトの)YouTubeに特報の映像を上げただけで、世界百数カ国からホームページにアクセスがくる」ほどの人気ぶりだ。それほど注目されているだけに原作ファンの実写映画化への視線も厳しい。大友監督もそのことはよく承知しており、「撮影が始まるまでは、原作ファンのイメージにどう向き合えばいいかを考えあぐねた」という。だが、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)の演出を1年間担当し、「士農工商という階級がひっくり返り、刀を置けといわれても置けない、古い生き方を捨てられない武士」と、同時代を生きた剣心が重なったとき、「自分がやりたいテーマだ」と確信した。そして「僕のタッチで作ろう」と腹をくくった。
そのためにまず、原作でおなじみの「おろ」や「ござる」といった“剣心言葉”を生かすことにした。実は原作者の和月さんは、これらの言葉を生身の人間が発することに違和感を抱いていたという。これに大友監督は「原作者としてまっとうな心配」と理解を示しつつ、「でも僕からすると、それを言わない剣心は剣心じゃない。人斬りとしてものすごく強い彼があの言葉を使うことで、彼のもう一つのキャラクターである柔らかさが出る」と、「チャレンジングなことと知りつつ」、あえてそこに挑むことにした。
もう一つ、大友監督が貫いたのは「鍛え抜かれた武士の動きを、ある程度デフォルメした上で、役者の肉体でリアルに再現していくこと」だった。大友監督は、90年代に米ロサンゼルスに留学した際、香港の映画人がアクションを武器にハリウッドに食い込んでいた姿を目の当たりにした。そのときの思いから、「自分も本当にすごいアクションを見せてやろう。しかもそれを、世界的ファンを持つ『るろうに剣心』でやってやろう」と考えた。だから今回、アクションシーンにおいてコンピューターグラフィックス(CG)は一切使わなかった。それは和月さんからの要望でもあった。それを実現させるため、単身香港に渡り、俳優でアクション監督でもあるドニー・イェンさんの下で多くの経験を積んだ谷垣健治さんをアクション監督として招いた。
しかし、いくらアクション監督が一流でも、その指導を受ける俳優に力がなくては意味がない。その点、主演の佐藤さんについて大友監督は「もともと演技力はすごいうえに、身体能力も『龍馬伝』の岡田以蔵役を通じて承知していた」と太鼓判を押す。佐藤さんは小さいころから剣心のファンで、「彼自身、アクションのハードルの高さを分かっていた」ことも分かっていた。大友監督が今回の現場で思い出すのは、佐藤さんが谷垣さん指導で、「アニメーションに負けないスピードを作るために、刀の振り方一つをとっても本当によく練習していた」ことだ。その真剣さは周囲に伝わり、「ほかの役者たちが佐藤くんに負けじと練習し始めた」ほどだったという。ちなみに、今作を見た和月さんは、佐藤さんのアクションを「すごい!と言って興奮してくれた」そうだ。
大友監督は、11年4月、20年間務め上げたNHKを退局した。在職中に手掛けた「龍馬伝」で感じた演出上の“お行儀のよさ”は、今作には見当たらない。そう指摘すると「NHKでできなかったことを、野に放たれた獣のように全部やっちゃえという気分でやったことは確かです」と今作では思い切りの良さを見せた。その一方で「アクションシーンを含め、みなさんがあっと驚くようなものをたくさん用意しましたので、まずは劇場に足を運んでください。そして、ご批判は直接、僕に言ってきてください」とメッセージを口にしつつ、「この映画『るろうに剣心』を、みなさんの応援で国民的なヒーロー映画に育てていただきたい。そして、ぜひ続編撮らせてほしい(笑い)」と、シリーズ化への野望をのぞかせた。
<プロフィル>
1966年生まれ。岩手県出身。慶応義塾大学法学部卒。90年、NHKに入局。97年から2年間米ロサンゼルスに留学し、ハリウッドで脚本や映像演出を学ぶ。帰国後、連続テレビ小説「ちゅらさん」シリーズ、「ハゲタカ」「白洲次郎」、大河ドラマ「龍馬伝」などの演出を担当。映画「ハゲタカ」(09年)では監督を務めた。ギャラクシー賞、芸術祭優秀賞など受賞歴多数。11年4月、NHKを退局し、大友啓史事務所を設立。映画の最新作「プラチナデータ」の公開を13年に控えている。
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