真矢みき:刑事役で連ドラ初主演 役柄の“地図マニア”に共感

「捜査地図の女」で連続ドラマ初主演を務める真矢みきさん=テレビ朝日提供
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「捜査地図の女」で連続ドラマ初主演を務める真矢みきさん=テレビ朝日提供

 女優の真矢みきさんが10月スタートのミステリードラマ「捜査地図の女」(テレビ朝日系)で、連続ドラマ初主演を果たすことが明らかになった。捜査地図を駆使した推理で容疑者のアリバイを崩していくという“地図マニア”の刑事という役どころで、くしくも「地図が大好き」という真矢さんは「このお話をいただいたとき……正直、『なんで私のこと知ってるの!?』と思いました」と運命的なマッチングに驚き、地図が「どのくらい好きかというと“尊敬する人物は伊能忠敬”。地図を眺めながら、お酒を飲めるぐらい!(笑い)」と明かしている。

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 真矢さんふんする橘珠子(たまこ)は、京都府警捜査1課に属するベテラン女性刑事。散歩や旅行が大好きで、京都のあらゆる道という道を知り尽くしており、“人間GPS”というべき才能を生かして捜査地図の作成を任されている。正確無比な地図作成と、それに基づく鋭い推理力で皆から一目置かれている一方、慌て者でちょっぴり天然という人間味あふれるキャラクターだ。

 珠子の“地図は生きている”という信念にも、真矢さんは「まさにずーっと私が抱いてきた思いとドンピシャ」と共感し、役柄については「ただ事件という難題を解きたくてたまらない……そういう気持ちが誰よりも強い女性。実は推理を外しちゃったりする、人間らしさもあります。だからこそ用意周到に身構えてお芝居をするのではなく、気負わずに彼女の人間性やユーモアを大切に演じていきたいと思っています」と語っている。

 ドラマは、京都を訪れた旅人たちが事件の関係者として登場し、珠子と同僚たちが不幸な事件を起こしてしまった人々に誠心誠意、救いの手を差し伸べ、親身になって解決しようと奮闘する姿を描く。また、珠子の捜査活動を通して、京都という町の魅力、新たな観光やグルメスポットなど旅的な要素も織り込まれている。珠子とコンビを組むマイペースな刑事・成田慎平役で石黒賢さん、珠子の上司・城戸禄郎役に中村梅雀さん、その他、同僚役として、内山理名さん、阿部力さん、宇梶剛士さんが出演。また、珠子の夫・晴彦は渡辺いっけいさん、義理の息子・和輝は佐野岳さん、母・松原美冬は草笛光子さんが演じる。

 第1話は、京都の盆行事“五山の送り火”の翌日に事件が起きる。西賀茂にある神社で、男の刺殺体が発見された。死体の身元は、高級ファッションブランドの社長と判明し、現場には女性のものらしき靴跡が残されていた。そこからホテルのロビーに使用されている高級カーペットの繊維片が採取され、さらに境内にはないハギの花弁が現場から見つかった。珠子は“カーペット”“ハギの花”というわずかな手掛かりをもとに犯人が歩いた道筋を推理する……というストーリー。

 真矢さんの配役について、同ドラマの川島誠史プロデューサーは「このヒロインを演じられるのは真矢みきさん以外考えられません。抜群のコメディーセンス、かもし出す柔らかな温かみもさることながら、真矢さんご自身が、子供のころから地図を見るのも書くのも大好きという無類の“地図オタク”だというのですから!」と語り、ドラマについて「“捜査地図”という今までなかった視点から事件を解決する爽快感はもちろんですが、京都の名所やグルメ、風物詩などを毎週たっぷりお見せします。見ているだけで京都を旅しているかのような気分になれる、まさに“京都トラベルミステリー”です!」とアピールしている。

 同ドラマは、10月スタートで、テレビ朝日系で毎週木曜午後8時から放送。(毎日新聞デジタル)  

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