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松下由樹:誉田哲也の新作「ドルチェ」をドラマ化 異色の刑事役に「やりがい感じる」

テレビ
スペシャルドラマ「ドルチェ」に主演する松下由樹さん

 女優の松下由樹さんが、10月放送のスペシャルドラマ「ドルチェ」(フジテレビ系)で主演することが3日、明らかになった。人気作家・誉田哲也さんの新作小説をドラマ化した作品で、松下さんは、花形の警視庁捜査1課復帰を断り続け、所轄で犯人や関係者の心に寄り添い解きほぐすことに全力を注ぐ異色の40代独身刑事役に挑んでいる。

 「ドルチェ」は、「ストロベリーナイト」で知られる誉田さんの小説が原作で、10年前は捜査1課でバリバリに犯人を検挙していたが、人が殺されて始まる捜査よりも誰かが死ぬ前に事件を解決することを望み、所轄の練馬署強行犯係の巡査部長として働く魚住久江が主人公。松下さんは、久江の仕事への姿勢や、一風変わった刑事像を魅力的だと感じ、「犯人を捕まえることだけが刑事の仕事じゃないという気持ちで動いている女性なので、自分らしく職務をまい進している姿を演じることにやりがいを感じました」と語る。

 原作は六つの短編で構成されており、ドラマではそのうちの1編「袋の金魚」をベースに描かれる。自宅で頭を打ったという1歳半の男児が意識不明のまま病院に運ばれる。事件性が高いということで久江が病院へ向かうと、男児のそばに父親と祖母が付き添っていた。病院の診断では、男児のけがは故意に傷つけられたものであり、体にも古い傷が多数残っていることが分かった。久江の同僚は事件発覚時から行方不明の母親の虐待を疑うが、久江は分からないことが多くうなずけない。そんな中、中央公園付近である男の変死体が発見されて……という内容。演出は映画「NANA」を手がけた大谷健太郎監督が担当する。

 共演者は、久江と強い信頼関係で結ばれている捜査1課の刑事役に田辺誠一さん、練馬署の同僚役に戸次重幸さん、ベンガルさん、久江を慕う新人刑事役に馬場徹さん、また、事件に関わる人物として内山理名さん、星由里子さんらが登場する。松下さんは「所轄については、ベンガルさんがいらっしゃるので雰囲気が出来上がってる(笑い)。戸次さんもホンワカしていて、新しく入って来る役の馬場さんもすぐなじめちゃうような感じ。やっていて楽しかったですね」と撮影を振り返り、年下から恋心を抱かれる設定については、自身と重ねて「必ずしもドキッとするわけではないと思う。仕事場で出会ってたらなおさら、勘違いかなって感じるかもしれないですね」と本音をのぞかせた。

 タイトルとなったイタリア語の「ドルチェ」には、一般的にイメージするスイーツとは別に「優しい」という意味がある。久江の人柄同様、ドラマのファッションや映像も優しさに包まれたテイストに統一され、“優しさに癒やされるサスペンスドラマ”に仕上がっており、「刑事ドラマは大体が黒やグレーのスーツという服装なんですが、7分丈のパンツをはいたり、ストールを巻いたりしています。色の配色も、映像でイタリアの国旗のカラーである赤・緑・白が効果的に使用されているんですが、ファッションにもそのカラーを取り入れています」と明かす。

 高石明彦プロデューサーは「久江という難しい役を演じていただくのは松下さんしかいない」とオファーしたといい、「松下さんは誰もが認めるドルチェ(優しい人)」と太鼓判を押す。また、同ドラマのシリーズ化も決定しており、「原作を基に、次の作品の構想も練りはじめています。(原作者の)誉田さんも久江というキャラクターにとても思い入れがあるそうなので、今後うまい形で作っていけたらいいなと思っています」と明かした。スペシャルドラマ「ドルチェ」は、フジテレビの「金曜プレステージ」枠で10月に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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