小倉百人一首文化財団(京都市右京区)は、競技かるたを題材にした末次由紀さんの人気マンガ「ちはやふる」の企画展「ちはやふるの世界」を11日から“小倉百人一首の殿堂”「時雨殿」(京都市右京区)で、また、複製原画展も同日から“競技かるたの殿堂”と呼ばれる大津市の近江神宮で開催する。期間中、両殿堂を結んだスタンプラリーも実施される。
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時雨殿は藤原定家が百人一首を編集した小倉山の麓・嵐山に立地する百人一首の多様な世界を体感できるミュージアム。同企画展では、末次さん直筆のコンテノートや生原稿、アニメ版の台本などを展示。また、23日には小中学生を対象にしたスペシャルイベントを午前、午後の2回に分けて実施。競技かるたの講習会や各32チームによる団体戦を行うほか、アニメ版で主人公の千早を演じた声優の瀬戸麻沙美さんも参加する。
一方、近江神宮は競技かるたの「名人位・クイーン位決定戦」が行われる競技かるたの殿堂。複製原画展では複製原画など約40点を展示する。スタンプラリーでは2会場の記念スタンプを集めると先着でちはやふるのポストカードをプレゼント。京阪電車石山坂本線では、ちはやふるのラッピングトレインも運行されている。
時雨殿の企画展「ちはやふるの世界」は、月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)で、12月24日まで。入館料は高校生以上が500円、小中学生が300円。近江神宮の複製原画展は、月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)で、2013年1月6日まで。入館料は常設展込みで高校生以上が300円、中学生以下150円。(毎日新聞デジタル)
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