番組収録中の骨折から復帰したお笑い芸人のスギちゃんが26日になかの芸能小劇場(東京都中野区)で復帰会見を開き、復活をアピール。「復活したぜ~。年末危ないと言われていた矢先にこのけが、ちょっと伸びたぜ~。年明けもいけそうだぜ。今後もワイルドでやっていくから、よろしくだぜ~」と“けがの功名”で年内といわれていた人気が年明けまで持続する見込みを語った。
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医者から全治3カ月と言われた時は「正直終わったと。俺、短かったなと。これは忘れられるかな」と思ったというスギちゃん。復帰会見に集まった多くの報道陣を見て、「まだ忘れられてないんだなって、うれしいです」と満面の笑みを見せた。「一番怖かったのは、あいつダメになって帰ってきたなと言われることで、パワーアップして帰ってきたと思われたかったんで、今後はもっと危険でアグレッシブ、パワフルなお笑いをしていこうと思います。どんどんむちゃぶり受けます」と力強く宣言した。
会見では、コルセット姿を披露し、1カ月で仕事に復帰したことに、「早かったですね。今の医療がすごいというのがわかりました」とぽつり。「早く治る方法をとってもらいました。ボルトを3本入れたんですよ。それがないと3カ月かかってましたね。ボルトは1年ぐらいで取れるかと。(身長は?)縮んでると思います。粉砕骨折ですから。だから、プロフィルを変えないと(笑い)」と冗談めかして体の状態を明かした。
入院中はたくさんの芸能人からお見舞いをもらったという。「神田うのさんやスマップさんから花いただきました。ワイルドですね、ビックになりましたね~」と誇らしげな様子。「ローラさんも時間のない中、来ていただいて。見方が変わりましたね。本当に好きになったんですよね、その後何日間か」と語り、ローラさんから「『私お見舞い好きなの。だから来たの』って言われて。誰でもよかったんじゃないかな」と苦笑していた。
一方、入院中、代役を務めてくれた同じ事務所の小島よしおさんについて、「めっちゃ優しくしてくれたんです。(入院で)仕事なくなっちゃうところを、小島が行って丸く収めてくれて。迷惑掛けたなと思ったのは、『笑っていいとも!』を見て、自分の仕事なのに、全部代役だと思われるところ(笑い)。あれを見たときに申し訳ないなと、ちょっと涙出ましたね。ありがたかったですね」と明かし、「だから小島が次にけがをしたとき、代役やれたらいいと思います。早く小島にはけがしてもらってね」とジョークを交えながら、感謝を述べた。
スギちゃんはこの日夜、会見場となった劇場で行われた舞台「東京ビタミン寄席」で仕事復帰。テレビでの復帰は10月1日のフジテレビ「笑っていいとも!」になる予定。(毎日新聞デジタル)